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クジラと深海の物語に注目!絵本「クジラがしんだら」の著者 児童書作家 江口絵理さん①

今週は今話題の童心社から発売されている絵本「クジラがしんだら」の著者 児童書作家 江口絵理さんをお迎え!

クジラがしんだら
江口絵理 文/かわさきしゅんいち 絵/藤原義弘 監修
童心社


昨年9月に童心社から出版された江口さんが文章をお書きになった絵本「クジラがしんだら」は、発売から1年を待たずに、6万6千部を超える大ヒット中の作品。その人気を裏付けるように、「第16回ようちえん絵本大賞」をはじめ、過去1年間に出版された児童書、絵本から「未来へつなぐこの一冊」として選ばれる紀伊国屋書店がお勧めする絵本ランキング「キノベス!キッズ2025」で第一位、さらに今年の春には「第56回講談社絵本賞」を受賞。そして全国学校図書館協議会(SLA)による、小学生の夏休み向け小学校中学年の部「夏休みの本(緑陰図書)」にも選定されています。

絵本は、書名の通りクジラがしんだら何が起こるかを描いた絵本。クジラが命を終えた後、その多くは深海の海の底に沈んでいきます。そこで待っているのは、食べ物が少ない、陸上で言うと砂漠のような暗く冷たい海に暮らす深海の生き物たち。四方八方から一斉に生き物たちが集まり、パーティーが始まるその様子を描いた、その一つの命の終わりから始まるたくさんの命の営みのドラマを描いた作品となっています。

絵本に登場する生き物たちは「鯨骨生物群集」と呼ばれるクジラの亡骸に集まってくる生き物たち。皮膚を食い破れる深海ザメから、カニやウニ、30cmにもなるダイオウグソクムシやホネクイハナムシなど、4段階を経て、分解されていくんだそうです。その年月は約100年!(環境にもよりますが)

私たちの知らない深い海の底では、とても賑やかな生き物たちの営みがあり、大きなクジラからとても小さな生き物へと循環していく様子が描いているんですね。

今回のこの「クジラがしんだら」の監修をされているのは、鯨骨生物群集の研究の第一人者 海洋研究開発機構(JAMSTEC)の藤原義弘さん。

作者の江口絵理さんは生物学の専門家ではありませんが、研究者の藤原さんに直接話を聞きに行くなど、徹底した取材とリサーチに基づいて物語を執筆されています。その丁寧なプロセスによって、科学的に正確でありながら、子どもから大人まで楽しめる感動的な絵本が生まれています。

詳しくは下記の音声配信をチェック!

そして今週は、プレゼントがあります!
童心社から発売されている絵本「クジラがしんだら」を1名の方に!江口絵理さんのサイン入りです!


ご希望の方は、メールでエントリーして下さい。
タイトルに「クジラ」と書いて、あなたのお名前、住所、連絡先を明記して、
keep@fmyokohama.jp まで!
当選者の発表は発送を以てかえさせていただきます。

童心社 「クジラがしんだら」
https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494015993
江口絵理さんのHP
https://erieguchi8.wixsite.com/eri-eguchi
江口絵理さんのSNS X
@Eguchi_Eri
https://x.com/eguchi_eri
江口絵理さんのInstagram
eri_eguchi7
https://www.instagram.com/eri_eguchi7/

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