Keep Green & Blue - Fm yokohama 84.7

「FRaU SDGs MOOK」に注目! 株式会社 講談社 FRaU ブランド・マネージャー 園田徳一郎さん②

今週は、「FRaU SDGs MOOK」に注目!
今夜もスタジオには、「株式会社 講談社」 FRaU ブランド・マネージャーの園田 徳一郎さんをお迎えしました。

先月、5月29日に26冊目となる「FRaU SDGs 生物多様性とダイバーシティ」が発売されました。カラフルなファッションに身を包んだ長澤まさみさんの表紙が、目を引く1冊です。

提供:株式会社講談社_「FRaU SDGs 生物多様性とダイバーシティ」


今夜はテーマ「生物多様性とダイバーシティ」について伺いました!

今回のテーマは、「多様性」という言葉で一つで括ることはできますが、実際使われ方として、「生物多様性」は最近では「ネイチャーポジティブ」という言われ方もされ、主に自然界のことを指します。「すべての生物の間に違いがあり、お互いにつながりを持っている」こと。そして、「ダイバーシティ」は「ヒトの多様性」。直訳すると「多様性」のほか「種々」「雑多」「様々な様子」を意味する言葉で、「誰一人として同じ人間はいないことから、お互いの個性を認め、尊重し合い共存することが生きやすさにつながります。
紙面では、どちらもわかりやすく生物学者の福岡伸一さんに教えてもらう2編のマンガ「教えて福岡ハカセ!なぜ私たちは多様性がないと生きられないのか」<生物編><人間編>でご紹介されています。

<生物編>では、私たちの生活では敵対視されているゴキブリを例にあげ、自然界において落ち葉やフン、動物の死骸などを食べて分解してくれることで、地中の微生物がさらに分解し、植物の栄養となっていきます。そして、地球上のあらゆる生き物は、それぞれの適した場所で食物連鎖と物質循環の受け渡しを絶えず行いながら、全体のバランスを保っています。その網目が細かいほど地球全体の循環網が強靭になり環境が健全に保たれます。
一方<人間編>では、生物としてのホモ・サピエンスは1種類で、見た目の違いは種として必要な変化のバリエーション。そのため全ての違いは尊重されければいけません。そして、生き方にも多様性があります。福岡伸一先生が考える人間にとって最も大切なことは「自由であること」。自分が自由であるためには、他者から自由を奪われないことが必要で、それはつまり「他者の自由も奪われない」ことでもあります。お互いの自由を尊重し、生き方の多様性が守られることが欠かせない条件となります。一人一人を見てみると、それぞれ個性があるのですが、枠を作ったとたんに、その個性が見えなくなってしまう。一つ一つの要素が見えなくなった瞬間に、区別とか差別っていうのが始まってしまうのではないかと考え、今回「FRaU」の編集長は、「人が人に優しくする、人が物に優しくする。優しくすることで何かが返ってくる、輪が生まれる、ネットワークが広がるっていうことで言うと全く相手が動物だろうと植物だろうと人間だろうと、その考え方は一緒じゃないか」と語り続けていたそうです。

生物の基本は、何かを受け取ったら次の何かへ受け渡していく。同じように人間も、その受け渡しが世の中を豊かにし、他の生物とダイレクトにつながる幸福になると、わかりやすく説いてくれています。

詳しくは「FRaU SDGs 生物多様性とダイバーシティ」でぜひチェックしてみてください!
明日は、「FRaU」ブランド・マネージャーである園田さんがお勧めする記事について伺います! お楽しみに。

株式会社講談社「FraU

講談社のワンテーママガジン『FRaU(フラウ)』のInstagram
https://www.instagram.com/fraumagazine/

☆「あなたのサステナブルなこと」も番組に教えてください!

番組への感想もお待ちしています。
メールアドレスはこちら。
X(旧Twitter)では #847keep で感想をツイートしてくださいね。
 

top