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「かわさきプラスチック循環プロジェクト」に注目! 今夜は哺乳器!川崎市、ピジョンの取り組み③

今週は、「かわさきプラスチック循環プロジェクト」に注目!
今夜スタジオにお迎えしたのは、「川崎市」環境局生活環境部廃棄物政策担当 担当課長 石坂勇二さんと「ピジョン株式会社」開発本部設計開発部パッケージデザイングループ 阿南ゆかりさんです! 

川崎市では、2022年から市民、事業者、行政が共に「かわさきプラスチック循環プロジェクト」をプラットホームに、「100%プラリサイクル都市」の実現を目指して、様々な取り組みが行われています。

提供:川崎市

今夜は、その中から昨年9月から始まった取り組み「哺乳器の回収、リサイクルの実証実験」について伺いました!

提供:ピジョン株式会社


川崎市では、プラスチック資源循環に向けて、「かわさきプラスチック循環プロジェクト」を設立して様々な事業者と連携して取組を推進しています。 2024年9月から「ピジョン株式会社」をはじめとする哺乳器ブランドオーナー6社と連携し、市内7区の区役所において、家庭で使わなくなった哺乳器を回収し、リサイクルする実証実験を実施しています。 
この哺乳器ブランドオーナー6社が、共に協働して取り組むのは、育児用品業界として初めてこと!市場シェア約90%以上の企業が協力することで哺乳器リサイクルの早期の社会実装を目指して行われています。

提供:ピジョン株式会社


今回スタジオにお迎えした「ビジョン」では、2022年から、消費者の方から、哺乳瓶は思い出があるため捨てにくいという声や、捨て方がわからないという声を受けて、大手ベビー専門店と共同で「ピジョン」製の哺乳器リサイクル実験を開始していました。その知見を活かして、川崎市とは回収対象を広げ、今回の哺乳器回収・リサイクルの実証実験をすることとなったんだそうです。

川崎市で回収された哺乳器は、きれいに洗われたものが多く、中には数十年前の古いものもあったりと、皆さんが大切にされてきたというものが多く、回収を始めてから半年ほどで約360本が回収され、予想よりも多くのものが集まってきているそうです。

哺乳器を手放す時期は家庭それぞれによって違うという事もわかってきたとのこと。多くの方に次の世代へとつなぐアクションとして哺乳器の回収をより多くの人に知ってもらえるよう、川崎市内の幼稚園、保育園、一部の施設にポスターの掲示をして回収への呼びかけをされています。

哺乳器には、プラスチック製とガラス製があります。哺乳器に使われるガラスは熱に強い耐熱ガラスのため一般のガラスリサイクでは回収されず、処理に困っている人が多いんだそうです。他にキャップなどにはプラスチックが使用され、乳児が口にする乳首はシリコン製と様々な材が混在しています。そこで、川崎市で回収した哺乳瓶はピジョンの工場で分別され、リサイクル業者に渡されているんだそうです。哺乳器から回収したプラスチックはプランターやパレット、食品工場の配管などに、耐熱ガラスは路盤材などの原料に生まれ変わります。一部のピジョン製の哺乳瓶は再生プラスチックやガラスをピジョン製品に再利用する研究にも使われています。
回収期間は当初は今年2025年2月末まででしたが、好評につき今年8月末まで延長されています。

提供:ピジョン株式会社


今回スタジオにお迎えした「ピジョン」では、回収した「ピジョン製」の哺乳器からマタニティマークを制作して、「ピジョン」のLINE公式アカウント「妊婦フレンズ」にお友達登録していただいた方の中から抽選でプレゼントしているんだそうです。「ピジョン」ではベビー用品をお使いいただいた方の想いを次の世代へつないで、明日生まれる赤ちゃんに豊かな地球を残すためにサステナブルなものづくりにもチャレンジされています。
詳しくは「ピジョン株式会社」のHPをご覧ください。

提供:ピジョン株式会社


かわさきプラスチック循環プロジェクト

かわさきプラスチック循環プロジェクト 哺乳器回収

ピジョン株式会社
https://www.pigeon.co.jp/


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