
今週は「かわさきプラスチック循環プロジェクト」に注目!
スタジオにお迎えしたのは、「川崎市」環境局生活環境部廃棄物政策担当 担当課長 石坂勇二さんと、「味の素株式会社」コーポレート本部サステナビリティ推進部 環境グループマネージャー 遠藤清佳さん、そして、「キユーピー株式会社」広報・サステナビリティ本部 サステナビリティ推進部 環境チーム 田頭祐介さんです!
川崎市では、市民、事業者、行政が共に「かわさきプラスチック循環プロジェクト(愛称:かわプラ)」をプラットホームに、「100%プラリサイクル都市」を目指して様々な取り組みが行われています。
今夜は、その中から、昨年7月から始まった取り組み「マヨネーズボトル回収の実証実験」について伺いました!
この実証実験は、使用済みマヨネーズボトル回収の仕組み作りや水平リサイクルを目指し、「味の素株式会社」「キユーピー株式会社」「アミタ株式会社」の3者と連携した取組として、「脱炭素アクションみぞのくち」である川崎市高津区の「イトーヨーカドー溝ノ口店」に特別な回収BOXが設置され実施されています。
今回なぜマヨネーズボトルに絞って回収されているのかというと、実は、今回スタジオにお迎えした「味の素」と「キユーピー」の二社だけで、国内のマヨネーズ市場シェアの約75%なんだそうです!さらに、マヨネーズの特性から容器のプラスチック素材も同じポリエチレン。ちなみに同じような形のお好み焼きソースボトルは、ポリプロピレンという違う素材。ボトルの形が似ていても素材が違うため、混ざってしまうとリサイクルするのが難しくなってしまいます。そこで、川崎市と企業が手を組むことで、より多くのマヨネーズボトルの回収ができるのではないかと、今回実施されています。
マヨネーズボトルの回収方法としては、まず使い終わった容器を洗ってもらい、半分に切って、回収BOXに投函してもらうというもの。
実はマヨネーズは、油で落ちにくいのではないかというイメージがありますが、油を水が包んでるエマルジョン構造になっているため、水で濯ぐとするっと落ちるんですね。そして、運搬する時により多くの空きボトルを回収できるように、半分に切ってもらっているんだそうです。
当初は、この空きマヨネーズボトルを洗って、半分に切るのが負担になるのではないかとと思われていたそうですが、昨年7月から開始して約10カ月。これまでの結果について伺ったところ・・。
★BOXに入れられている容器として9割がマヨネーズボトルである!
★みなさん、きれいに洗って、半分に切って出してくれている!
★当初から比べると2倍以上のボトルが回収されて、右肩上がりとなっている!
皆さん、とても協力的で大変ありがたいとのことでした!
今回のマヨネーズボトル回収実証実験では、回収BOXがとても分かりやすく目立つため、何を回収しているのかわかりやすく、見かけた子どもたちからの声掛けで持ってきてくれているご家庭もあるとか。
すでにペットボトルの水平リサイクルを川崎市内で実現しているだけに、次なる水平リサイクルの良き例として全国に先駆けて川崎市内でマヨネーズボトルでも実現できたら素敵ですよね!
よりサステナブルな社会を実現するためには、市民の皆さんの協力が欠かせません。川崎市と「味の素株式会社」「キユーピー株式会社」「アミタ株式会社」による取り組みの主人公の一人として、多くの方に参加していただけたらと思います。
スタジオにお迎えした「味の素株式会社」「キユーピー株式会社」のそれぞれのサステナブルな活動については、各社のホームページをご覧ください!
そして、今夜の放送ではお届けできなかった「川崎市」、「味の素」の遠藤さん、「キユーピー」の田頭さんの想い、企業の取り組みについては、下記の音声配信で!
かわさきプラスチック循環プロジェクト
マヨネーズ容器回収実証実験
キユーピー㈱公式サイトより サステナビリティサイト
https://www.kewpie.com/sustainability/
味の素㈱公式サイトよりサステナビリティ活動紹介ページ
https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/activity/
クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス公式サイト
https://cloma.net/
☆「あなたのサステナブルなこと」も番組に教えてください!