今週は、100年先もつづく 農業の普及に尽力されている「坂ノ途中」に注目!スタジオには、今夜も京都から「株式会社 坂ノ途中」代表取締役 小野邦彦さんをお迎えしました。

京都市が選ぶ「これからの1000年を紡ぐ企業認定」第1回認定企業にも選ばれている
小野さんの会社「坂ノ途中」。「100年先もつづく、農業を。」をビジョンに、2009年から、環境負荷の小さな農業に挑戦する新規就農者や若手農家と提携して、農薬・化学肥料不使用で栽培された農産物の販売を行っていらっしゃいます。その連携は、日本のみならば、東南アジアでの森林保全と共にスペシャリティコーヒーを栽培するコーヒー農家の支援事業へと広げていらっしゃいます。

今夜は、「坂ノ途中」と連携されている農家さんたちについて伺いました。

持続可能な農業を支える事業モデルとして、「100年先も続く農業」をビジョンに、環境負荷の少ない農薬・化学肥料不使用の農業に取り組む新規就農者を支えている「坂ノ途中」。取引している農家は全国で約400軒。少量ではあるけれど品質の高い旬の野菜、例えば、地域の在来の野菜や伝統野菜はもろちん西洋野菜など、年間数百種類ぐらいが集まってくるそうです。そんな旬の野菜を、「坂ノ途中」では、高級スーパーや百貨店はもちろん、全国に1万2000軒もの定期購入してくれているお客さんには、楽しんでもらえるようにセットにして、毎週や、2週間に1回、4週間に1回などで定期宅配でお届けしています。

少量でのお野菜が集まってくるというだけに、定期的な宅配に安定してお野菜を供給するのは難しいのではないかという質問に、小野さんからは、農家のプレッシャーとして「安定供給」というのがありますが、「坂ノ途中」では、「旬のお野菜セット」として野菜の楽しみ方、旬の移ろいを感じるセットにしてくれることで、農家のみなさんはそのプレッシャーからは解放されるとのこと。また、お野菜セットを購入している方へは、「坂ノ途中」から野菜の旬を楽しめるレシピの提案をするなど、季節を感じられるお野菜が届くとして、家族との会話が増えるなど嬉しい声が届いているとお話されていました。

　ただ、「坂ノ途中」としては、旬だからしょうがないではすませられないということで、社内ではIT投資を積極的に行い、農家とのデータ連携を推進し、農家は他の生産者の栽培データから学んだり、顧客からのリアルタイムの感想を直接受け取ったりできるようにされています。これにより、農家は栽培技術の向上や次年度の作付け計画に活かすことができ、農業の持続可能性を高めていらっしゃいます。

下記の音声配信では、放送では語りつくせなかった「坂ノ途中」ならではの取り組みについてたっぷりお話いただいています。是非、チェックしてみてください。

株式会社「坂ノ途中」
https://www.on-the-slope.com/
株式会社「坂ノ途中」Instagram
https://www.instagram.com/sakanotochu
株式会社「坂ノ途中」 X
https://x.com/saka_no_tochu

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