
今週は、Gakkenの「新時代の教養」 シリーズ累計81万部突破の大人気シリーズの中から、昨年2月にGakkenから発売された本「新時代の教養 選挙、誰に入れる? ~ちょっとでも良い未来を「選ぶ」ために知っておきたいこと。」を紐解きながら、お届けしています。
「選挙 誰に入れる?」は、小学1年生から読めるように書かれた、政治に関する入門書。
こちら、もともとは、2022年に図書館や学校図書用の本として制作された「SDGs時代の正しい主権者になろう いつか選挙に行く 君に知っておいてほしいこと」全3冊の中から、税金、社会保障、給与、エネルギー、多様性、選挙のあり方など政治を考えるうえで大事なところをぎゅっと詰まった一冊となっています。
今夜は、「選挙、誰に入れる?」から、2章の「働き方と経済」を考える と、3章の「多様性と人権」を考えるについて。編集を担当された中村さんにとって印象的だったテーマについてご紹介いただきました。
2章「働き方と経済」では、給与、労働時間、男女格差、子育てなど、大人も考えさせられるテーマを取り上げています。その中から中村さんからご紹介いただいたのは、「仕事と子育て」。 育休取得率を世界の国と比べてみると見えてくるポイントや、制度と現実のギャップがあることなどが浮き彫りになっています。
3章「多様性と人権」では、夫婦別姓、同性婚、差別、難民問題など、現代社会の重要なテーマが網羅されています。中村さんからは、「夫婦別姓」についてご紹介いただきました。現在、選択的夫婦別姓について議論がされていますが、世界を見渡し、実際に各国の仕組みがどうなっているかを調べてみたところ、どちらか一つの姓をするしか選択肢がない国は、日本以外にはほぼ無い。それが、中村さんにとって結構衝撃的で、データで示されることで考えが深まったとお話されていました。
今回ご紹介している本「選挙、誰に入れる?」では、データと解説がバランスよく配置されており、とても読みやすい構成になっています。 ネットの情報に頼りがちな現代において、「選挙、誰に入れる?」では、多様な視点からの情報が提供され、より深く理解することができます。。
選挙を通じて、自分の意見を社会に反映させることの重要性を訴え、一票の大切さを再認識させ、政治への関心を高める内容となっています。
この本を読むと、次の選挙で誰に投票しようかと考えるのが楽しくなってくる一冊です。18歳になって投票権を持ったばかりの方はもちろん、選挙というとモヤモヤしてしまう大人のあなたにもおすすめです。
Gakken/
新時代の教養 「選挙、誰に入れる? ちょっとでも良い未来を「選ぶ」ために知っておきたいこと。」
https://hon.gakken.jp/book/1020578100
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