
今週は、「海とヒトとを学びでつなぐ みなとラボ」に注目!
お話を伺ったのは、「一般社団法人 3710Lab 」代表理事 田口康大さんです!
「海と人とを学びでつなぐ」プラットフォームの「3710Lab」。学校や地域での海洋環境教育プログラムをはじめ、教育学者、科学者、エディター、デザイナー、アーティストなど多様な専門家と一緒に、海洋問題を自分ごとに考え、海と私たちとの望ましい関わりを探り、構築していくためのプログラムなど、数多く実施されています。
今夜はそんな活動の一部を知ることができる本、去年2024年5月に発売された「OCEAN BLINDNESS 海洋環境デザインの未来」をご紹介いただきました。
「Ocean Blindness」とは、「海と自分たちの暮らしとのつながりの想像力をまとめてが失われている」という状態を指し示す言葉。つながりを想像できないことは無関心を引き起こし、海について知ろうというモチベーションにつながらず、無知な状態となってしまいます。それをデザインで繋げていく。未来をちゃんと見据えるため に、どうするかをちゃんと今考えようと、「みなとラボ」が行ってきた様々なプロジェクトが紹介されています。
DJミツミの目を引いたのが、「砂浜のコースター」。これは、世界的なプロダクトデザイナーの深澤直人さんと10名のデザイナーによる、深澤直人ワークショップ「私の思い描く海」で作られたもの。本物の砂浜の砂を使い、コースターし、あえて使うたびに少しずつ崩れていく可能性も残されています。
さらに、本多沙映ワークショップ「本多沙映による海女の道具リサーチプロジェクト」では、私たちの生活の中にあるもの、例えば「リポビタンD」のキャップの大きさで、サザエの大きさ測っていたりと、身近な中から生み出すデザインについて気づかせてくれるリポートになっています。
他にも興味深いワークショップや海外の事例が掲載され、全文、日本語と英語の二カ国語で紹介されています。
思わず行ってみた来る、欲しくなる「海」がぎゅっとつまった「OCEAN BLINDNESS 海洋環境デザインの未来」。海について知ることが、とても楽しくなる学びがたくさん詰まった一冊です。
詳しくは、下記の音声配信をぜひ聞いてみてください!
一般社団法人 3710Lab
https://3710lab.com/
Instagram みなとラボ 3710lab
X みなとラボ @3710lab
みなとラボ_OCEAN BLINDNESS 海洋環境デザインの未来
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