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いつでも・どこでも・だれでも自由に使えるクリーンエネルギーを実現!株式会社PXP 最高技術責任者 杉本広紀さん④

今週は、相模原市にあります次世代太陽電池で世界に挑戦しているスタートアップ企業
株式会社PXPに注目してきました!今夜もスタジオには最高技術責任者の杉本広紀さんをお迎えしました。

PXPは、2020年に設立され、2021年から本格的に稼働し、20年以上ソーラーエネルギーに尽力されてきた方々が集まって世界初の開発をされています。
今週ご紹介してきた「曲がる太陽電池」は、宇宙でも劣化しない素材で、JAXAとの共同開発もされているんだそうです!
最高技術責任者の杉本さんは、2000年代初頭からJAXAで人工衛星用のソーラーパネルの開発からスタートされ、その後シリコンの太陽電池の開発にも携わり、カルコパイライト、ペロブスカイトの薄膜太陽電池の開発をされてきたそうです。
長年太陽電池の開発をされてきた杉本さんに、これまでのソーラーパネルの進化について伺ったところ、10年ごとに世界は変わっており、2000年初頭は太陽電池はまだ高く、電力としては使えず、日本が一番生産している時代で世界最大量として0.5ギガワットくらいだったそうです。それが2010年を超えたころから一気に世界で量産され、今では一番安い電力になっている時代となり、世界に400ギガワット、原発400基分の太陽電池が、毎年設置されているんだそうです!
では、次の時代は・・私たちの生活の中に、気が付かない場所に太陽電池が入り込んで身近なところで電気を創っていく事になっていくであろうとお話されていました。

ちなみに、杉本さんが「いつでもどこでもだれでも自由に使えるクリーンエネルギー」の開発を手掛けようと思われたきっかけは、書籍の中にあった「全世界の人類が1年間に使うエネルギーを太陽光で賄うには、太陽から降り注ぐ1時間分だけで賄える」と、それくらい太陽からは無尽蔵に無料のエネルギーが全世界に平等に降り注いでいるっていうのを知った時に、すごく衝撃を受け、では、この太陽からのエネルギーを自由に誰でも使えるようにしたら、エネルギー格差なども無くなり、本来エネルギーはタダで降り注いできているので、ものすごく安く、エネルギーがみんなが使えるようになるんじゃないかということで、広くあまねく皆で使えるようにしたいという想いがあるからとお話されていました。現在、ソーラーエネルギーに対して、森林を破壊して作られる大規模な発電所というイメージがつきつつあるが、本来は山奥で発電して電線で遠い場所まで運んでくる必要はなく、実際に電力を使う傍にソーラーパネルがあってその場で発電しその場で使うというのが本来あるべき姿とのこと。それが新しいソーラーパネルを開発したことで、街のいたるところに入り込んで発電できるようになるのではないかとお話されていました。

Ⓒ株式会社PXP



最後に、杉本さんから「こんなところにソーラーがあったらいいな・・とイメージを膨らませて、SNSなどで呟いてくれたら、それを私たちが実現します」と心強いメッセージをいただきました!

Ⓒ株式会社PXP


株式会社PXPの今後の開発にも注目していきたいと思います!
杉本さんたちが開発したPXPの技術について詳しくはホームページ、そしてSNSをチェックしてみてください。

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