100年後も愛される家づくり、街づくりについて! 今夜もスタジオには川崎市溝ノ口を拠点に建築・不動産業を営んでいらっしゃる株式会社　NENGO 代表取締役社長の的場敏行さんをお迎えしました。

今夜は、これまでNENGOが手掛けてきたリノベーションについて。
まずご紹介いただいたのは、川崎の日進町にある築54年の建物をフルリノベーションされた複合施設「UNICO」。

川崎駅から歩いて10分ほどにあった食品資材メーカーがお持ちの工場、倉庫、事務所、そして社員100人以上の寄宿舎として活躍してきた鉄筋コンクリート構造５階建て/鉄筋コンクリート構造構造４階建ての建物。これを新しいビルに建て替えるとすると家賃を高く設定することに。その場合、高い家賃を払ってくれるテナントを探すと、大体がナショナルチェーン店になることが多く、ある意味、どこにでもあるビルとなってしまうため、NENGOの皆さんは、子の日進町に必要なビルなのかと検討した結果、「まちに開かれた場」としてリノベーション。倉庫はバスケットボールコートに、他にカフェ、レストラン、シェアハウス、シェアオフィスとして活用されています。

また、その土地で活躍して欲しい方たちに優先的に入居してもらい、美味しい鴨料理や、数々の賞を受賞しているデジタルテクノロジーによって建築産業の変革を目指す設計集団「VUILD」などのオフィスがあり注目のスポットに。また、バスケットボールのコートは、予約するのに手間と時間がかかる公共のコートと違い、働く方でも利用しやすくなっているとのこと。街の複合施設を作るときにはスポーツも大切なキーワードだとおっしゃっていました。

　そのスポーツのキーワードに、次にご紹介いただいたのが、川崎市溝の口にある「BOIL」。

こちらは、高津駅そばにあった築47年の歴史あるNTT溝の口ビルを複合施設へバリューアップ。もともと武蔵溝ノ口駅周りでは、ブレイクダンスをする若者たちが多くいたのですが、そんな彼らが練習する場としてダンススタジオを併設。さらに、シェアキッチン、ブルワリー、コワーキングスペースと
して改修し、外部には常設でキッチンカーが設置されています。こちらの建物は、2021年度リノベーションオブ・ザ・イヤー　無差別級部門最優秀賞受賞作品となっています。

今日ご紹介いただいた「UNICO」も「BOIL」も、おいしいビールとおいしい料理が味わえるスポットという事で、ぜひ、足を運んでみてください。

NENGOでは「おんぼろ不動産マーケット」という不動産価値最大化する部署もあり、中古マンションの購入からリノベーションまでを中心にヴィンテージマンション、中古アパート、ビル、倉庫、著名建築家の手掛けた歴史的建造物）の物件探しから仲介、リノベーション工事までサポートされています。

ぜひ、そちらのホームページも覗いてみてください。

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