今週は、循環するニットに注目してきました。
今夜も、全自動横編み機で世界トップシェアを誇る 和歌山に本社のある
株式会社島精機製作所 経営企画部部長の藤原由光さんとリモートで繋がります!
今週は、全自動編み機がいかにサステナブルなものづくりに貢献されているのか、さらに、島精機製作所の新しい取り組みとして廃棄ゼロのニット製品を目指して、昨年9月にスタートしたショッピングサイト「BLUEKNIT」で循環する未来についてご紹介してきました。
今夜は、そんな時代の最先端を走る島精機製作所のサステナブルな取り組みについて、藤原さんにご紹介していただきました。
島精機製作所では、積極的に社内の緑化に取り組み、敷地の約30%を緑地とし、約12,000本の木々を植樹してCO2低減に寄与されています。また、社員の皆さんとの植林活動なども活発で、急斜面での植林、下草刈り、さらに、シイタケの原本栽培も楽しまれています。こうした総合的な工場緑化の推進と地域緑化への貢献が評価され、2016年に「緑化推進運動功労者 内閣総理大臣表彰」を受賞されています。
また、工場の屋根には太陽光発電を設置し年間約5万本の杉の木の二酸化炭素の吸収量に相当する、グループ総出力で約2,180kWの太陽光発電システムが稼働しているそうです。将来、工場内で使用する電力の10%の削減を目指されています。
そして、和歌山にある世界初の靴下編み機から世界最速の横編機に至る数々の編み機とニットの歴史を学ぶことができる「フュージョンミュージアム」では、体験型手袋編み機あみ太くんが大人気!自転車のペダルをこぐこと5分間で、手袋を編むことが出来るんだそうです。
さらに、自分でデザインしたマフラーやクッションを体験型ホールガーメント横編機で編むことができる編み機あみ太くんもあり、何度も体験しにくる方も多いそうです。
同じような体験は、よみうりランドの遊園地にある「グッジョバ!!」でも!ファッションファクトリーエリアにあるマイニットでは、自動横編み機「ホールガーメントⓇ」でオリジナルの編み物が作れるんだそうです。こちらでは、自転車型、ボート型とあるそうなので、ぜひ体験してみてください!
地球規模でサステナブルな取り組みをされている島精機製作所。
ファッション産業は、世界で2番目に環境負荷が高いと言われているだけに、島精機製作所の製品を使ってもらう事で環境負荷を減らすことができバリューチェーン全体でカーボンネガティブになるように貢献していきたいとお話されていました。
また、藤原さんとしては、衣料のリサイクルの場面でもまだまだ課題が多いだけに、出来るだけリサイクルされた原料をモノづくりの現場にフィードバックしていきたいと、未来への展望についても語っていただきました。
最後に、山に海に森と美しい自然豊かな和歌山県が大好きという藤原さん。
ご自宅にはなんとムササビが住み着いているんだとか。
また水がとてもきれいな古座川や日置川もあり、カヌーでのダウンリバーにはおススメとのことでした。この環境を次世代に残していきたいとも語っていらっしゃいました。
株式会社島精機製作所
BLUEKNIT
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