Keep Green & Blue - Fm yokohama 84.7

ブルーカーボンについて。公益財団法人 笹川平和財団海洋政策研究所  渡邉敦さん①

今週は、ブルーカーボンについて、この方に伺っていきます!
ジャパンブルーエコノミー技術研究組合の理事で
サンゴ礁や、気候変動と海洋生態系、さらには、ブルーカーボンの研究を
されている 
公益財団法人 笹川平和財団海洋政策研究所 海洋政策研究部 上席研究員 渡邉敦さんです!


皆さんは、ブルーカーボンってご存じですか?
この言葉は、2009年に誕生しました。
マングローブや海草や干潟などの湿地の植物の葦やヨシなどの植物が、
二酸化炭素を吸収して、土壌の中に何千前年にも渡って
貯留して隔離する炭素の事をブルーカーボンと呼ぶんだそうです。
最近では、海藻と呼ばれる昆布やワカメが蓄えるブルーカーボンも
含めているそうです。

昨年のエジプトでのCOP27、カナダでのCOP15でも、キーワードとなった
ブルーカーボン。世界的に気候変動の対策にも沿岸の住民たちのためにも、
海の生物のためにもなる高品質な対策を実行していこうと、話し合いが進んでいます。

ブルーカーボン生態系は、世界180近い国に存在していて、
マングローブ、海草、塩性湿地を持っている国も70カ国くらいあるんだそうです。
かなりの部分が熱帯を中心に途上国にあるので、そういった地域が保全再生の舞台と
なるということで、かなり活動も活発になってきているんだそうです。

マングローブは、東南アジアを中心に、沿岸の開発やエビの養殖などで、
ここ何十年も減り続けてきていましたが、マングローブを保全することで、
台風被害を軽減したり、カーボンクレジットという形で、地域の純民の活動にも
お金が回るようなり、近年ではマングローブの林は増える傾向が見えはじめて
いるんだそうです。

昨年のCOP27の会場には、
世界の海洋政策研究機関 22団体が共に研究発表をする場として
オーシャンパビリオンが登場。
各国の要人が立ち寄って話が出来たりと、これまでにない
海に特化した場所となったそうです。

ここ神奈川では、「株式会社リビエラリゾート」と
一般社団法人ブルーカーボンベルト・リビエラ研究所」、そして「神奈川県」が
相模湾に面した地域で一体となって、相模湾の豊かさを守り脱炭素社会を実現する
活動が始まっています。

今週は、木曜日まで今注目のブルーカーボン、ブルーエコノミーについて
渡邉さんに伺っていきます。お楽しみに。

公益財団法人 笹川平和財団海洋政策研究所
Twitter @OPRI_SPF

公益財団法人 笹川平和財団海洋政策研究所 海洋政策研究部 上席研究員 渡邉敦さん

ジャパンブルーエコノミー技術研究組合


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