今週は、結婚式をすべての人へHOPE WEDDINGSを手掛けている W2-Dressデザイナーで、福祉衣服Mトワル代表の宮澤久美さんにお話を伺ってきました。
Mトワルは、2014年に逗子でスタートした服作り工房で、すべて一人で手掛けるオーダーメイド工房です。オーダーというと工房で採寸、仮縫いなどの工程でとても高いスーツというイメージがありますが、Mトワルは仮縫いをしない、ネットで完結できるというシステム。お客様にはすでに手元にあるご自身の体にぴったりの服と出来上がりのイメージを送ってもらい、細かくやり取りをしながら完成させています。
最近はライブTシャツをリメイクしてTシャツの柄だけを使ったギャザースカート、背が高い人のサイズに合わせたもの、海外から購入したウェディングドレスのお直しなど、自分のファッションを楽しみたいという方からのオーダーが多いそうです。
また逗子、鎌倉には高齢者の方も多く、身体が小さくなってしまったりウエストが入らない洋服を宮澤さんが自ら取りに行ってお直しすることも。洋服は記憶に残るものなので、直すことで時間を再現することになるともおっしゃっていました。
さらに介護リハビリ、オストメイト、知的発達障害、パニック障害、乳がん、低身長、視覚障害と、多様な洋服も作られています。
オストメイト(人口肛門や人工膀胱)を使用している方は消臭剤を入れたり、それが分からないようにするふわっとしたワンピース。
知的障害の方のショートステイ用に簡単に脱げないつなぎを若い人向けのデザインで。低身長の女性に大人っぽいシルエットで丈のあったスカートをなど。
最後に今後の目標を伺うと、「障害があるのにこんなにかっこいいんだ!こんなに素敵なんだ!というところを見せていければ。最終的にそれが普通になってみんなかわいいと思える社会になれば。この先結婚する若い方にイメージをたくさん用意しておきたい。」とおっしゃっていまいた。
☆オーダーメイド工房 Mトワル
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