今週は、結婚式をすべての人へHOPE WEDDINGSを手掛けている W2-Dressデザイナーで、Mトワル代表の宮澤久美さんにお話を伺っています。
宮澤さんは、障害がある方とワークショップなどをするうちに、障害がある方こそファッションが必要なのではないかという考えが生まれたとか。まだまだ障害やマイノリティに厳しい社会や、身体が言うことを聞かないストレスを抱える中で、外へ出る気持ちやパワーを出してくれるファッションが必要なものだと言います。
ピンクの車椅子に乗っている宮澤さんの知人は、街で声をかけられるそう。ファッションや色が会話のきっかけになり、障害へのバリアを下げるパワーを目の当たりにし、おしゃれをすることで気持ちも上がり、人と繋がれることが大事という想いから、ハレの場で想いを全部出してあげたくなったと振り返ります。
宮澤さんが手掛けるドレスは、どれもふんわりと華やかなものばかり!
通常のドレスでは車輪に引っ掛かってしまいますが、結婚式の場などで、車いすのまま移動して話したり、写真を撮ったりしたいという想いや、実用的な車椅子は、ひじ掛けやタイヤの黒い印象がウェディングドレスと合わないことからパニエを車椅子の外に出して、上にふわっとしたドレスを重ねることで着た状態でも動き回れるような工夫がされています。
また衣装はドレスだけではなく、タキシードも着やすいようにオーダーレンタルされています。重度障害だとタキシードを着るのに30分かかる場合も。脚の装具があってもファスナーで履けるように仕上げて貸し出しを行っています。
さらに地元の湘南ブライダル協会のウェディングプランナーさんとタッグを組んで、ウェディングのプランニングを作る「HOPE WEDDINGS」という活動も始められたところ。
フォトウェディングや式場には段差やトイレなどの問題が多いため、あらかじめ使えることが確認したから希望を叶えるプランを作成しています。
宮澤さんはおもてなしの場で介助のお手伝いができるサービス介助士の資格も取得。みんなが幸せになれる結婚式を目指し、ご家族の嬉しい気持ちを満たしてあげたいと語ってくださいました。
最近の結婚式のトレンドは、個人の趣味嗜好が強くなっていて趣味を通じて知り合った仲間に喜んでもらいたいというスタイルが主流。障害ではなく、その方が個性なので好きなものを全部叶えたいと想いを語ってくださいました。
☆車椅子ドレスのサイト W2-Dress
☆車椅子ドレスレンタルサイト
☆HOPE WEDDINGS
☆湘南ブライダル協会
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