山、川、海と自然豊かなここ神奈川県から、未来へ向けて、
持続可能な社会を目指し活動している人々をご紹介していくこの番組。

今週お話を伺うのは!

神奈川県の海岸をきれいにしてくれている
「公益財団法人　かながわ海岸美化財団」
職員の柱本健司さん

かながわ海岸美化財団は、
1991年に神奈川県と相模湾沿岸の13の市と街によって作られた公益法人です。
海岸美化という名前の通り、メインの仕事は海岸を綺麗にすることです。

しかし、その範囲がとても広く、
東京湾走水海岸～静岡県の県境まで約150kmの
海岸を清掃しています。

海岸美化を専門に行っているのは日本で唯一「かながわ海岸美化財団」だけ。
どこの海岸に、どんなゴミが、どのくらいあるかというのを
最低でも週1回パトロールしており、
鎌倉や江の島とか人が多いところは週2回行い、
パトロール結果を翌日以降の清掃計画に反映しています。

財団のSNSで、
「どこの海岸のどの部分にゴミが多い。
そこのゴミをこの場所に置いといてください。」
などの情報を発信すると
翌日には地元の方をはじめ、多くの方がゴミ拾いをしてくださるそうです。

　ボランティアで集めてくれたゴミ

江の島などの、人がたくさん来る海岸だと
広い範囲を短い時間で清掃する必要があり、
ビーチクリーナーという海岸清掃専用の重機を使い、
広い範囲を一気に片づけるようにしています。

　ビーチクリーナー

小田原の酒匂川、平塚の金目川、
相模川、江の島に流れ込んでる境川の
河口はゴミが多く、例えば、金目川の河口は
1回の台風で250トンくらいのゴミで埋まります。
これは、清掃所に持ち込めないくらいの量で、
素早く片付けられない。という問題もあるそうです。

今年の夏はBBQのゴミが増えたそうです。
コンロや機材、余った食材をそのままにしたり、
ゴミを砂浜に埋める人もいます。

ゴミは持ち込んだら持ち帰ることを心掛けてほしいです。

詳しくは、音声配信をチェック!

公益財団法人　かながわ海岸美化財団
https://www.bikazaidan.or.jp/

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