今週は、今話題の本「マンガでわかるLGBTQ+」(講談社)に注目!
「パレットーク編集長」の合田 文さんにお話を伺いました。
「マンガでわかるLGBTQ+」は、Webメディア・パレットークに寄せられたLGBTQ+=性的少数派の方々の体験談をもとにした漫画です。
エピソードを紹介するにあたり漫画という形が伝わりやすいのでないかという思いから、このような形になり、本には補填するような説明も書かれています。
LGBTQ+について知識がないけど知りたい、少しは知っているけどまだまだ知らないという方にもおすすめの一冊です。
帯には「「知らなかった」を言い訳にして、誰かを傷つける時代を終わらせよう」という言葉が。
自分の無知に気づくことで「自分はよくなかったのかな」というストレスが多少なりともかかってしまうもの。しかしみんなが気づいていくことによってだんだんストレスがなくなっていって生きやすい社会になるのではと合田さんはおっしゃっています。
この本は5つの章で構成されています。
・色々な性のあり方を紐解く「「LGBTQ+」ってなんだろう。」
・編集部に寄せられた傷ついた、言えなかったことを紹介する「体験から考える、さまざまなシチュエーション紹介」
・異性を好きになることが当たり前とされている社会で、そこに男らしさ、女らしさが反映されている。もっと自分らしい生き方をしていこうという体験談が描かれた「男らしさ、女らしさから解き放たれて」
・今後の同性婚などの法律についての「LGBTQ+と法律」
・研修を受けて変わっていった話などこれからの社会についての「これからの社会と多様な性のあり方」
このパレットークのスタートは2018年から始まったTwitter。
InstgramとTwitterをみんな使っている中で、RTが回ってくるのがいいと思ったそうです。
セクシャリティの問題は、勉強のような難しい分野で、自分から調べる人はまだ少ないのが現状。そこでRTが目に入るなど受動的に受け止めるメディアがあり方としていいのではないか、
またその記事も「なんか見ちゃう」というものとして漫画の形になったと成り立ちを振り返っていただきました。
スタートした2018年の頃よりも言葉を知っている人が増えたと感じているとか。
「当初はAB型の人と同じくらいLGBTQ+の人がいる」など目の前にいないとは言い切れないということが新しいとバズり、なんとなくジェンダーやセクシャリティという問題は、全然関係ないことではないという意識が広がってきました。
今はそういったことは知っている上で、自分と社会はどう向き合って生きていくのかと焦点が変わり、当たり前のトピックスになってきています。
「マンガでわかるLGBTQ+」はその入り口にぴったりな本です。
ぜひチェックしてみてください。
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