今夜は「株式会社 藤本工務店」代表取締役の藤本嶺さんにお話を伺いました。
宮大工さんと間違われることが多いという藤本さん。
お寺を造っているわけではなく住宅なので、家大工(やだいく)が正しいのだそう。
釘を使わない木組み構造はほとんど同じなので、太い梁や柱から宮大工を連想してそう呼ぶ方が多いのだとお話されていました。
木と木を組み合わせるという伝統を守りたいという思いについても伺いました。
日本は昔、鉄が豊富になかったので、気を組む以外の方法がなかったというのが始まり。しかしそうやって知恵を絞って作った建築が何百年も持っていることから、伝統工法が素晴らしいと思って採用されています。
また、藤本工務店では、森に入って製材もされています。
原木から丸太を刈って製材した材を使って組み込んでいくのだとか。社員研修が多く、常に全国で技術や知識を学び工場に努められています。
街の工務店なので新築だけではなくリフォームも行っており、住宅、店舗なども扱っています。
そんな藤本工務店の建築をおいしく楽しめる場所があります。
葉山の「無垢」という飲食店。藤本さんのお父様が板前さんで、毎朝横須賀に仕入れに行っているそうです。
お店は築50年の古家をリフォームしており、木々のすばらしさを感じられます。モデルハウスの一面もあるため土壁や漆喰、珪藻土などを使った壁、フローリングには杉やヒノキ、松などを使い素材の経年の様子を見てもらえる場所にもなっています。

最後に大工の目線からこの先の目標を伺うと
まずは地産地消。日本の木を使って丈夫で長持ちする家を増やしていき、それが環境に繋がればいい。とおっしゃっていました。
☆「あなたのサステナブルなこと」も番組に教えてください!
感想や、あなたの周りのSDGsな取り組みなどご紹介する予定です。
メールアドレスはこちら。
Twitterでは #847keep でも感想お待ちしています!