今夜は「株式会社 藤本工務店」代表取締役の藤本嶺さんにお話を伺います。
「株式会社 藤本工務店」は、昔ながらの家づくりにこだわる工務店。
解体された後土に還る、木、紙、竹、土、石といった自然の素材だけを使って家を造っています。近年は環境への配慮が世界的に高まっているので増えてきているかもしれないということですが、藤本さんが大工を始めた13年前はこういった工務店は今よりも少なかったそう。自然の木を使うためには木のクセを見たりと、高度な技術や経験が必要になってくるため珍しい建築なのだとか。
藤本さんは現在31歳。小学生のころから大工を目指していました。高校を卒業して大工育成塾に入り、横浜の工務店での5年間修行。葉山で独立し、大工に。「藤本工務店」は幼馴染と一緒に立ち上げました。
経営理念は2つ。
家づくりを通じて人々の健康と地球の環境を守りたい
世界に誇れる日本の大工技術を後世に伝える
ということ。
日本の建築の平均寿命32年といわれていますが、素材にこだわる藤本工務店の家は、最低100年、メンテナンスをすれば300年持つそう。その証明は難しいものの、日本最古の木造建築といわれる法隆寺は1300年と歴史が物語っています。
新建材は歴史がなく化学的なものを使っているため、解体後も燃やすことができません。一方、何百年もつかってきた材を使って家を造る無垢材は木そのものなので長持ち。3代は持つので建物に対して結果的にお金も使わなくて済み、環境にもよく、人体にも気持ちがいいというメリットを持っています。
明日も藤本さんのお話を伺います。
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