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2021年6月8日(火)SDGs Quest みらい甲子園・桐蔭学園高等学校・トランジションゼミ同好会②

「SDGs Quest みらい甲子園 神奈川県大会 2020」の
全94チームの中から、ベスト10に選ばれた学生の皆さんをご紹介しています。
 
今回初めて開催された「SDGs Quest みらい甲子園 神奈川県大会」は、
高校生が持続可能な地球の未来を考え行動するために、SDGsを探究し、
社会課題解決に向けたアイデアを考える機会を創発し、そのアクションアイデアを発表・表彰する大会。
 
昨日に引き続き、「SDGsアクション大賞」を受賞した桐蔭学園高等学校・トランジションゼミ同好会の荒木まどかさん、佐藤大祐さんにお話を伺います。
 
トランジションゼミ同好会が提案した「障がいはひとつの個性 〜パラスポーツ体験会を通じて〜 」では、パラスポーツの体験会でブラインドサッカーとボッチャを開催。
メンバーの皆さんが初めてパラスポーツに触れた時期について聞いてみました。
 
荒木さんは1年生の10月にボッチャを初めて体験。さわやかスポーツ普及員会の方に教えてもらい、誰でも簡単にできて、誰とでも楽しめるスポーツだと思ったと言います。それまでは広めることはいいことだと思っていたが、自分がやるまでに至っていなかったので、実際に体験して面白さがわかり、もっと広めたい気持ちが芽生えたのだそうです。
 
佐藤さんはトランジションゼミ同好会に入部した8月の最初の日に。その時の印象は、自分は全然できなかったが、障がい関係なく誰でも出来て、ルールもわかりやすく、楽しい時間を過ごせたというもの。実際にやってみて感じたのは障がい者スポーツというと一歩引いてしまうけど、みんなが楽しめる競技。また、純粋に楽しいという2点。一歩を踏み出すのは大変かもしれないが、体験してみることで価値観も変わると思うと話してくれました。
 
SDGsについて改めて色々学んで今後やってみたい目標は、
荒木さん
発表当日、ほかのチームがいろんな人を巻き込んだ活動をしていたのを見て自分たちももっと多くの人を巻き込める活動をしたい。
佐藤さん
桐蔭学園のある横浜市は国際都市で歴史も深くある。だからこそ色々な人が来る場所になっていて、東アジア最大の中華街である横浜中華街をはじめとする多くの地域がある。一方でコロナが流行し始めたときに中華街に人権を侵害するような届いたりと差別を受けている人がいるのも現状。
これからは身近な差別に焦点を当てて、新入生と一緒に考えていきたい。「グローバルな世界を目指そう」と言ってくれたのは、仮入部の新入生。中国でのウイグル問題や、ミャンマーのクーデター、アメリカの人種問題などについても新入生は考えているので、今までのことも継続しつつそういったことも取り組んでいきたい。
 
最後に佐藤さんに大人へメッセージを聞いてみました。
僕たちは昨年意識しないうちに障がい者を差別してしまっている現状をふまえて
パラリンピックスポーツ体験会を開いて、ボッチャやブラインドサッカーといったスポーツの楽しさを知ってもらうのはもちろんのこと、障がい者も健常者もあまり変わらないということを理解してもらいました。今年は身近な差別についてもSDGsの目標を達成できるように探究活動をしていきたい。
SDGsは難しそうでとっつきにくいと思われているのでは?僕自身も以前はそうでした。様々な情報や、自分自身が実践していくことで意外と身の回りにあるものだと気づいたので、もし興味を持ってくれる大人の皆さんがいれば、ご連絡いただき一緒にSDGsの目標を達成できるアクションを実行していきたいと思います。
 
 
桐蔭学園高等学校
 
3月27日の大会の様子は、YouTubeで見ることができます。
 
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