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2021年6月7日(月)SDGs Quest みらい甲子園・ 桐蔭学園高等学校・トランジションゼミ同好会①

「SDGs Quest みらい甲子園 神奈川県大会 2020」の
全94チームの中から、ベスト10に選ばれた学生の皆さんをご紹介しています。
 
今回初めて開催された「SDGs Quest みらい甲子園 神奈川県大会」は、
高校生が持続可能な地球の未来を考え行動するために、SDGsを探究し、
社会課題解決に向けたアイデアを考える機会を創発し、
そのアクションアイデアを発表・表彰する大会。
 
今日は、「SDGsアクション大賞」を受賞した桐蔭学園高等学校・トランジションゼミ同好会の
荒木まどかさん、佐藤大祐さんにお話を伺います。
 
トランジションゼミ同好会が提案したのは
「障がいはひとつの個性 〜パラスポーツ体験会を通じて〜 」
 

 
テーマは、「障がい者スポーツに対して理解を深め、差別や偏見をなくす。」
以前トランジションゼミ同好会に視覚障がいがある先輩がおり、
その先輩が出場した神奈川県障がい者陸上競技大会には観客が家族や知人くらいしか来ていなかったこがきっかけでこのアイデアを考えました。
 
そこで、先輩がやっていたブラインドサッカーと、調べた中でも誰でも体験できるボッチャを中心に障がい者スポーツを広める活動を始めます。
障害者スポーツは誰でも平等に取り組めるスポーツなので
この活動を広めることで、障がい者、高齢者、女性など
社会的弱者と呼ばれる人たちの差別や偏見をなくすことにも繋がり、女性のジェンダー問題解消にも繋げていきます。
 
またこの活動は、レクリエーション市場の拡大にも繋がると考えています。
実際に2012年のロンドンパラリンピックの際に公開された「MEET THE SUPER HUMANS」という動画は
障がい者アスリートの圧倒的な才能として評価を得てマインドセットが変わるきっかけとなりました。
開催後は可哀想からかっこいいにイメージが変わり障がい者スポーツ用品などを通じた雇用も拡大しています。
 
アクションアイデアを広める方法として、
体験会を開催するためにポスターを作り様々な施設で掲示・配布
事前予約サイトで集客を行いました。(コロナ禍のため、人数を20人に制限)
体験会後もSNSで内容を投稿。他にも青葉支援学校でボランティアをしたり、一緒にボッチャを体験したりして、これからも活動を発信していきたいと今後についても語ってくれました。
 
このように活動を自分ごととして進めていくことで、自分に障がい者スポーツが関係ないという概念が消え
障がい者スポーツへの関心度が上がるだけでなくお互いを理解するきっかけになるのではないか。
障がい者も健常者も何らかのサポートが必要になることは変わらないので少しずつでも偏見がなくなり、
SDGsの「我々の世界を変革する持続可能な開発のためのアジェンダ」と「誰1人取り残さない」という目標を果たし、どのような人々も支え合っていける世界ができればソーシャルインクルージョンができるのではないかと思うと目標を語りました。
 
荒木さんは去年も開催された体験会の時の様子や反省を聞いて
自分も力になれればという思いからトランジションゼミ同好会に。
佐藤さんは、元々は障がい者スポーツにあまり関心がなかったが
視野を広げたいと入部したそう。
 
大変だったのは、体験会の会場を探す際に「障がい者スポーツ」という言葉が出ると何かあった時に責任が取れないとたくさんの施設に断られてしまったことだと言います。
 


明日も桐蔭
学園高等学校・トランジションゼミ同好会のお話をお届けします。

 
桐蔭学園高等学校
 
3月27日の大会の様子は、YouTubeで見ることができます。
 
☆SDGs QUEST みらい甲子園 
 
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