このアクションアイデアは、企業の協力のもと現地の人々に有識者から
安定した収穫が得られる農業を学んでいただき
参加者の生活水準の向上を目指すプロジェクト。
プロジェクトが進みサポートが必要ないと判断したら
生活に影響を及ぼさない程度の利益分配金を回収し、企業に還元したり
次の場所での資金にするという仕組みになっています。
このテーマを選んだ理由は2018年時点で最貧国といわれる後発開発途上国が
47カ国あると知ったことから。
日本でも募金活動などが行われていますが、それだけでは最貧国から脱却できず
現状維持にしかならない。
そこでどうすれば生活水準を向上できるかを考えた結果、食プロジェクトを立ち上げることに。
当初は、SDGs 9番の目標である「産業と技術革新の基盤を作ろう」を基に考えたのですが
1番の『飢餓・貧困をなくそう』、農業には知識が必要なため4番の「平等な教育を」にも
幅広く支援になると考えました。
農家だけではなく、幅広くいろんな職業の人を支援できるものになったと話してくれました。
こだわったのは、農民との契約内容の一人当たりの年間収入1025ドルの
「1025ドル」という数字。
英語の国連のホームページを読み解きながら先生と話し合いこの数字を決めたのだそうです。
実はスタートの段階では募金活動を考えていたと言います。
しかし募金活動では利益の安定などの懸念事項があり、
企業からの支援という形にしたのだとか。
学生の想像上のストーリーが実現可能なのか?と、先生にも話を聞きながら
現実的なものに近づけていきました。
募金活動は現地の人にとって受動的な支援であり、
自らの行動に行きつかない。現地の人の自立のために主体的な支援策であるべきと
お金を出してくれた人に返せるシステムを考えたところ、
食プロジェクトで利益を出資者に還元するという形にたどり着いたのだとか。
明日も聖園女学院高等学校・SKY Blueのお話をお送りします。