小林大河がDJを務めるFMヨコハマのラジオ番組「Kiss & Ride」(毎週月~木12:00~15:00)

ラジオのボリュームをあげたくなるようなMore Music, Quality Talk。
アンテナ全開のDJとリポーターが、あなたの思いと気分を電波にのせて、平日の午後を一緒に進みます。

横浜が誇る東洋一のサウンド・マシーン、クレイジーケンバンドが通算26枚目のアルバム「何?」を9月16日(水)にリリース!
そして、発売当日にFMヨコハマ1DAYスペシャルを実施!

ニューアルバム『何?』誕生秘話 ユニークなタイトルの裏側


大河: 『何?』っていうのは、どういう風にネーミングされたんですか?

剣:僕が子供の時に『巨泉・前武ゲバゲバ90分!』って番組がありまして、「アッと驚く為五郎」「何?」ってハナ肇さんが言ってるフレーズなんですけれども。今年「アッと驚く為五郎」という曲をライブでカバーしまして。レコーディングしようってなって、今回アルバムに入れたので、『何?』ってなりましたし、Fヨコを車運転しながら(聴いていたら)かっこいいの掛かるとですね、「何?」って感じで調べるわけですが、(この曲も)調べてもらえるような、「何?」って思ってもらえるようなアルバムになったら嬉しいなっていう思いを込めて『何?』

大河:はー! 剣さんは言葉の魔術師ですよね!「何?」っていうのも「イイネ!」っていうのも……。これも鼻濁音?

剣:それもそうです! 「イイ~ネ!」

大河:そうやって人の意識に入り込んでくる単語をいつもピックアップしてくださるなと。普段から「あ、この言葉使えるな」っていうアンテナをずっと張って?

剣:無意識に入ってるんですよね。気がついたら言ってた、みたいな。

大河:この『何?』のアルバムでも、16曲のタイトル、かなり気になるものがいっぱいあるんですよ! タイトルだけでも掴まれる。『コロラド叉焼メロンパン』

剣:ギターの小野瀬雅生さんが焼きそばや天丼にもハマって、今はチャーシューメロンパンにハマっててですね、横浜中華街はもちろん、色んなところのチャーシューメロンパンを食べ歩きしてるらしいんですけどね

大河:この間僕も初めて食べたんですけど、意外といけるんですよね!

剣:もともと香港のものらしいですね。僕もハマってしまいましたけども

大河:生ハムメロンを食べた時の感覚というか、甘じょっぱい感じが癖になりますよね

剣:癖になりますねー! 「西遊記」ってところよく行きますけどね、僕は

大河:そこから『コロラド叉焼メロンパン』?

剣:コロラドっていうのはですね、のっさん(小野瀬雅生)が好きなコーヒーショップの名前なんですけど、それと混ざっちゃって、なんのこっちゃと思うんですが、この曲を聴くと「あ、なるほど、つながる」っていう(笑)理屈はないんですが、感覚的につながる、みたいな

大河:そして、『半透明のルミコ』。透明ではないんですよね?(笑)

剣:親不孝通りをイメージした曲ですね、伊勢佐木町のところの。昔「根岸家」ってあった頃の、あの頃の空気に一瞬にしてワープするみたいな。「半透明」っていうのは要するに、もうこの世にいない人みたいな

大河:ゴースト的な

剣:そういう曲ですね

大河:あとは『免許返納のブルース』

剣:これは車の免許返納ではなくて、ちょっと色々と悪いことをしてた人が愛に傾いて、「もう悪いこと辞めた」ってその人のために生きるみたいな覚悟の歌ですかね

大河:実際にそういったストーリーが?

剣:架空ですね! 想像で(笑)

宮藤官九郎とのコラボと『カモナマイハウス』誕生秘話

大河:そしてクドカン(宮藤官九郎)さんが作詞した『狂い咲きセカンド・バージン・ロード』 

剣:すごいスイートなソウルなメロディなんですけど、ここにクドカンワールドが乗ったらどうなるんだろうっていう思いがありまして。ダメ元で宮藤官九郎さんに「ちょっとこのメロディに歌詞乗せてらもらえませんかね」って頼んだら、割と早く納品されましてですね。一編のドラマになってましたね

大河:それこそ『タイガー&ドラゴン』の頃からの……

剣:そうですね。もう結構お付き合い長くて。クレイジーケンバンドが長者町フライデーを満員にできなかった頃からなので、24、5、6年ですかね。長いお付き合いですね

大河:今ちょうど僕その頃(IWGP)のドラマを見返してまして、クドカンさんすごいなと思いますけど。16曲の中で一番目を引いたのが、僕昔バンドやってた時に『カモナマイハウス』っていう江利チエミさんの(曲をカバーしたんですけど)。『カモナマイハウス』って3曲目にありますよね?

剣:これは江利チエミさんのタイトルだけ頂いて、1988年に原曲を作ったんですけど、この原曲は2003年に『BRAND NEW HONDA』って曲になったんですけど、もう一回原曲に戻って、今度は違うコースでCHIBOWさんと(Chozen)Leeくんをフィーチャリングした曲に生まれ変わったんですけどね

大河:1回時を戻したんですか!?

剣:戻したんです。88年に戻して、そこからAコースが『BRAND NEW HONDA』、Bコースがこれ(『カモナマイハウス』)、みたいな感じで

大河:はーーー! すごい! 生まれ変わった曲!

ジャケットもMVも⁉ 2026年の今だからこそ挑む「AI×音楽」のパラレルワールド

大河:今『何?』のアルバムを手に取って見ているのですが、このジャケットの写真が少し違和感があるんですよね。この並びで言うと右下に米米CLUBのトロンボーンも兼役してくださってます河合わかばさんらしき人がいるんですけど、全然違うんですよね。よく見ると全員違いません?

剣:それはですね、AIで。去年のアー写をChatGPTにぶっこんで(笑)

大河:チャッピーに⁉

剣:はい、チャッピーにぶっこんで(笑)プロンプトで「宇宙家族ロビンソンみたいな格好にして」とか色々リクエストして(笑)それで出たのがすごい良かったので、それをデザイナーさんにバージョンアップしてもらったって感じなんですけど

大河:二の足踏む人多いじゃないですか。実際作品にAI使っちゃえってGOできる人って、いるようでいない

剣:作詞作曲だけはやらないようにしているんですけど(笑)ミュージックビデオもAIで作りました

大河:それは監督の方に言って?

剣:うちの社員なんですけど、ショベル本田っていう(笑)ハーレーのショベルが大好きで(笑)彼がですね、ミュージックビデオを何本か作ってるんですけど、今回AIにチャレンジってことで

大河:ちょっとお話を伺いたいぐらいですよ。いろんな生成AIありますけど

剣:どういう機械使ってるかちょっと分かんないですけどね。もう一回聞いてみたいと思うんですけどね。大変いいの作ってくれました。存在しない人物で、16、7の頃の僕みたいなリーゼントの革ジャンの少年が出てくるんですけど。いろんなことをプロンプトで、あーしたい、こうしたいとかやるとこんなの出ましたっていう。でもパラレルな感じに見えるわけですね。なんか覚えている、でもなんか分かんない、みたいな。不思議な気持ちになりますね

大河:いろんな楽曲生成AIもありますけど、そのAIに昔懐かしいものを作ってもらうと懐かしさはあるんだけどどっか違うっていう

剣:パラレルな感じがしますね

大河:いやいやいや、まさか剣さんとプロンプトの話ができるとは思わなかった(笑)僕もAIの話を始めるとシーンとなるんですよ(笑)

剣:分かります、僕もそうですけどね(笑)否定したい気持ちも分かるし、僕も全肯定ではないんですけど。2026年の今じゃなきゃできないことを、今メモリーとしてやる分にはいいのかなーと思ってですね

大河:今後色々面倒くさくなっちゃうかもしれないですからね(笑)

剣:色々インフラ整備されたり、レギュレーションが変わると思うんですけど

大河:しかもこれ、表のAIジャケ写をひっくり返すと本物のジャケ写が(笑)これを裏に持ってくるっていうのが最高なウィットですけれども(笑)

剣:本物のがいいでしょ? と思ってもらえたら嬉しいんですけどね(笑)

大河:最高すぎます!


クレイジーケンバンド「何?」のCD情報はこちらから↓

https://www.crazykenband.com/statics/album_nani

「CRAZY KEN BAND TOUR ? 2026-2027」ライブ情報はこちらから↓

https://www.crazykenband.com/posts/live/fgjxnr

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