
ハイハイハイゼア!親愛なるドルーギーな諸君!今夜もイン・アウトに精を出し、マレンキーなヤー・ブロッコをフィリーしてるかい?ギャハハハ。
...はい。
今週はパンク特集ということで、
時計じかけのオレンジのナッド・サッド語で冒頭から無理してみました。
とうとうパンク特集やっちゃいました。
まあ、パンクでロックンロールに出会った僕なのだけれど、いわゆるオラオラな強そうなパンクではなく、陰の方のパンクに惹かれた少年Kは大分県別府市という温泉地でバンドを始めたのでした。
さて、今週のオンエア曲は...
New Rose / Damned
Emergency / 999
Search & Destroy / Iggy &The Stooges
2-4-6-8 Motorway / Tom Robinson Band
sheena is a punk rocker / RAMONES
999以外の4曲は、僕もDroogでカバーしたことのあるパンクの大名曲です。
曲についてはオンエアでも触れたので、パンクについて少し。
自分はパンクのどこに惹かれたんだろう?なんでパンクを好きになったのか、
改めて考えてみた。
別に社会に対する不満もなく、家庭環境にも恵まれ、可もなく不可もなく、育ってきた。
人間性も決してバイオレンスな人間じゃないと思うし、小さな思うことは沢山あるけど、それを言わないと生きていけないって程でもない。
...じゃあ何故パンクを好きになったのか?
14歳まで大した趣味もなく、漠然と漫画ばかり読んで、スポーツも一通り試すものの楽しみを見出だせない。
そこにきてピストルズを聴いて、音楽、というより、パンクの衝撃が流れ込んできて、「バンド...やりたい!」となった。
それまでは好きなものでも=やりたい、とならなかった。
「 好き 」と 「 やりたい 」というのは必ずしもリンクしてるとは限らない。
そこにきて、僕は初めて、自分で、やりたいと思った。やりたいと思うものを見つけたのだ。
それからというもの、CDやレコードはもちろん、映画や本などもチョイスするものはパンクやロックを感じるものになっていった。
16歳の時にふと手に取ったあるマイナーな本があった。パンクを好きな人が書いた本だった。
恐らく対して売れてないであろう、全然メジャーじゃないその本に今でも忘れられない一文があった。
「ーパンクとは、
それは「弱者の反抗」なのだ。」
先に触れたように、それまで自分のことを弱者などと思ったことはなかった。
明確な反抗心もなかった。
ただその一文が、なぜかとても共感出来た。
その理由は、恐らく今までただぼんやりと生きているなかで周囲と馴染めないところや、生活のなかで「 ちょっと違うんじゃないか? 」という、小さな小さな反抗心と呼ぶまでもない火種はあったのだ。
ただそれをおかしいと思うことすら知らなかった。受け入れるしか選択肢がなかった。
そこでパンクと出会い、それまではその小さな火種は消すしか選択肢がなかったのが、そのままでもいいし、燃え上がらせてもいい。
そう。選択肢が増えたのだ。
「お前は間違ってない」
そう肯定されたような気分だった。
そこから小さな火種に火がついて、
とにかく周りの人間を全員殴って、
家を飛び出し、街を破壊しながら、
週末はライブハウスで女をとっかえひっかえ...
とはならなかった。
単に、選択肢が増えることによって、ものの考え方が変わった。
現在の日本でも恐ろしい事件や事故、人間の本質を考えさせられるような、非人道的な犯罪が繰り返されている。
僕はもしかしたら、その選択肢が少ないまま、大人になっていればいつかセーブできないくらい爆発してしまったかもしれないと思う。
ただ選択肢が増えることによって、誰にでもあるであろう小さな火種をどうするか考えられるようにさせてくれたのはパンクだった。
それが今の時代はアイドルだったり、アニメだったりする人も多いのかもしれない。
ただバンドは健全でいいと思う。勘違いしないでほしいが、やらないよりは、多少なりともモテるだろうしね。
話を戻そう。
何故パンクを好きになったのか?
それはこう。
「自分の今まで知らなかったことを教えてくれて、考え方を柔軟にしてくれた。
なおかつ肯定もしてくれる。
そして、手遅れな爆発してしまう前に、自分で爆発する方法を教えてくれた。」
...真面目かよ。俺。
Droog/カタヤマヒロキ
はい、真面目なんです、ヒロキ君 by K.I
Myお手て消毒もってます。