Radio HITS Radioを聞いて下さった皆さんありがとうございました!
今週は新作映画をいち早くご紹介です。
韓流映画「折れた矢」
2007年、韓国で実際に起きた「クロスボウ事件」を元に、韓国司法省の闇を暴くノンフィクション会話劇です。
この作品は、主人公キム教授が、自身が勤める大学の入試問題に誤りがあったことで、大学に訂正を要求し、解雇されてしまう所から始まります。
大学との裁判にも負け続け、理不尽な判決に腹を立てたキム教授は、クロスボウで担当裁判長を撃ち現行犯逮捕される。司法省は国へ対するテロ行為だとして、キム教授を厳重に処罰することに。
しかし、キム教授はクロスボウを撃っていないと供述する。
裁判で提示される証拠には矛盾ばかり。事件は罪を越え、正義と権力の戦いになっていく……
韓流作品のイメージって愛が多めのちょっと展開が単調っていう勝手な印象なんですけど、この作品はスピード感がすごいです。
裁判所の論争が多いわけですけど、会話ばかりなのにテンポ良くシーンが展開して行きます。
そして、国の理不尽さというか、法律のおかしさみたいなものを痛感します。
韓国の法律の話ではありますけど、日本も全く例外じゃなくて。こんなに「この野郎!」って思えた映画も珍しいですね。主人公にすごく感情移入が出来ました。
この作品の魅力は謎解きっていう部分もあるんですがそこに期待して行くよりも、主人公キム教授の戦いぶりを見て下さい。
実話を元にした、法廷会話劇「折れた矢」
6月15日(土)より全国ロードショーです。
5454シアター、メールとかお便りをお待ちしています。好きな映画とかぜひ教えて下さい!
では、来週の5454シアターもお楽しみに!!