PianoWinery ~響きのクラシック~ - Fm yokohama 84.7

東 誠三氏の演奏で~

🔹1曲目:

シューマン作曲

リスト編曲

献呈 S.566

ピアノ: 東 誠三 Seizo Azuma, piano

使用楽器:Steinway & Sons / Takagi Klavier

Robert Schumann

Transcribed for Piano by Franz Liszt

Widmung (Dedication), S. 566 

Seizo Azuma, piano

🎼 シューマン作曲・リスト編曲のピアノ曲《献呈》S.566 :

周囲の猛反対を乗り越え、最愛の女性クララ・ヴィークとようやく結婚することができた1840年。嬉しさに溢れたシューマンは、この年だけで130曲以上もの愛の歌を爆発的に生み出し、のちに「歌の年」と呼ばれる奇跡の1年を過ごします。

その結婚式の前夜、シューマンが花嫁クララに愛の告白として手渡した歌曲集が『ミルテの花』(Op.25)です。その栄えある第1曲目が、この「献呈」でした。

この歴史的な名歌曲に深く感動したフランツ・リストが、8年後の1848年にピアノソロ用に編曲。現代でも愛され続けるピアノの傑作が誕生たのです。

ちなみに、タイトルにある「ミルテ」はとても香りの良い花。ドイツでは古くからウェディングフラワーとして、花嫁の髪飾りやブーケに使われています。

ドイツ語:Myrte ミルテ

和名:ギンバイカ(銀梅花)

英名:Myrtle マートル

花言葉:「愛」「愛のささやき」「高貴な美しさ」「祝福」「平和」

欧米では「祝いの木」と呼ばれ、繁栄や幸福をもたらす縁起の良い植物として大切にされてきました。

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🎼 原曲は、ドイツの詩人フリードリヒ・リュッケルト(Johann Michael Friedrich Rückert)の詩に曲をつけた歌曲です。その詩は、最愛の女性(クララ)を熱烈に賛美し、自らの心をすべて捧げるという、情熱的な愛のメッセージにあふれています。

曲の最後には、シューベルトの高名な「アヴェ・マリア」の旋律が静かに引用され、クララへの愛を「聖なるもの」として崇高に称えているのです。

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🎼 この素晴らしい歌曲に深く感動した「ピアノの魔術師」フランツ・リストは、8年後の1848年、ピアノ1台で演奏できる独奏曲へと編曲・出版し、自らも好んで演奏していました。

原曲の良さを最大限に活かしたアレンジで、歌が持つ切ないメロディはそのまま大切に残されています。その一方で、後半にかけてピアノの鍵盤を贅沢に使ったきらびやかなアルペジオ(分散和音)や、ダイナミックで情熱的なクライマックスが加わるなど、リストらしい華やかな才能が遺憾なく発揮されています。

この楽曲はただ甘いだけでなく、愛の喜びと切なさがピアノの豊かな響きで見事に表現されています。美しいメロディーやドラマチックな展開、そして随所に施された精巧な仕掛けを「明晰に弾き切る」には、かなりの技術と練習が必要です。

現代でも、コンサートのアンコールなどで非常に人気が高い名曲です。

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🔹エンディングは~ 

ベートーヴェン

ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調

作品110 第1楽章

ピアノ: 東 誠三

Ludwig van Beethoven 

Piano Sonata No. 31 in A-flat Major, Op. 110 

I. Moderato cantabile molto espressivo

Seizo Azuma, piano

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📢 2027年5月 東 誠三氏 リサイタル開催決定!

【日時】2027年5月23日(日)

【会場】紀尾井ホール(東京)

ピアニスト・東誠三氏による待望のリサイタルが、来年5月に開催されます。

今回の聴きどころは、ショパンの最高傑作が集中している傑作の時代(作品55~61)に焦点を当てた、珠玉の「オール・ショパン・プログラム」。ショパンの音楽世界を、紀尾井ホールの素晴らしい響きでお贈りします。

詳細は決まり次第、順次アップデートしていきます。

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