🔹1曲目:
カール・ツェラー作曲のオペレッタ『小鳥売り』より
郵便配達クリステルの歌
日本語訳詞:滝弘太郎
歌:松田由貴
ピアノ:樋口あゆ子
Carl Zeller
From the Operetta Der Vogelhändler
“Christel’s Song”
("I am Christel, the Post Mistress”)
Japanese Lyrics: Kōtarō Taki
vocal: Yuki Matsuda
piano: Ayuko Higuchi
🎼 『小鳥売り』は1891年に初演されました。舞台は、オーストリアとイタリアにまたがったアルプス山脈東部の地域、チロル地方です。郵便配達員のクリステルと、チロルの山に住む小鳥売りのアダムとは恋人同士。ところが、アダムの稼ぎで結婚するなど夢のまた夢。そこでクリステルは、アダムにお給料のいい仕事についてもらおうと奔走する物語です。
= =
🎼 10月9日は世界郵便の日。1874年10月9日、万国郵便連合(UPU: Universal Postal Union)が発足したのを記念して制定されました。万国郵便連合は、国連の機関で、そのトップである国際事務局長を日本人の目時政彦氏が務めていらっしゃいます
Masahiko Metoki was re-elected Director General of the Universal Postal Union (UPU) International Bureau.
= = =
🔹2曲目:
ホルスト作曲
組曲『惑星』より第4曲「木星(ジュピター)
快楽の神
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Gustav Holst
From The Planets, Op. 32
IV. “Jupiter, the Bringer of Jollity”
Conductor: Herbert von Karajan
Vienna Philharmonic Orchestra
🎼 組曲『惑星』は、1960年代にヘルベルト・フォン・カラヤンがウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との演奏会でたびたび取り上げ、さらに録音をリリースしたことで大きな人気を博し、再評価されるようになりました。
イギリス人の作曲家・グスターヴ・ホルストの組曲『惑星』は全7曲から構成されています。
地球を除いた、当時(1910年代)知られていた太陽系の惑星が曲のタイトルになっています。
ホルストは占星術に関心を寄せており、各曲には惑星にまつわる神話や占星術的なイメージが反映されています。
例えば、「火星」は軍神マルスをイメージした「戦争の神」, 「金星」は美の神ヴィーナスをイメージした「平和の神」、「水星」には知の神マーキュリーをイメージした「翼をもった使いの神」というサブタイトルが付けられています。
今回ご紹介した「木星(ジュピター)」は、太陽系最大の惑星です。占星術では幸運をもたらす星とされ、ギリシア神話では、神々の王ゼウスに相当するローマ神話の最高神ジュピターに由来します。壮大で華やかな旋律が印象的な一曲です。
= = =
🔹3曲目:
作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一
🍁 紅葉
歌:松田由貴
ピアノ:樋口あゆ子
Lyrics: Tatsuyuki Takano
Music: Teiichi Okano
Momiji (Autumn Leaves)
vocal: Yuki Matsuda
piano: Ayuko Higuchi
🎼 高野辰之は、碓氷(うすい)峠にある信越本線熊ノ平駅から眺めた紅葉に着想を得て、詞を作ったとされています。
4月にご紹介した「春の小川」と同様に「紅葉(もみじ)」も、作詞・高野辰之、作曲・岡野貞一のコンビによって作られた作品です。
二人は明治から大正にかけて、当時の文部省が編纂した「文部省唱歌」を数多く手がけ、日本の音楽教育の基礎を築きました。
= = =
![]()
写真:松田由貴さん