🔹1曲目:
土井晩翠作詞
瀧廉太郎作曲
「荒城の月」の1番と2番
歌:松田由貴
ピアノ:樋口あゆ子
Bansui Doi ― Lyrics
Rentaro Taki ― Music
“Kojo no Tsuki” (The Moon over the Ruined Castle)
Verse 1 & Verse 2
vocal: Yuki Matsuda
piano: Ayuko Higuchi
🎼 ヨーロッパを中心に発展した西洋音楽では、基本的に「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」の7つの音からなる音階が使われています。一方、日本の音楽には、7音のうち「ファ(4番目)」と「シ(7番目)」を抜いた「ド・レ・ミ・ソ・ラ」の5音を基本とする、「ヨナ抜き音階」と呼ばれる音階があります。瀧廉太郎の「荒城の月」は、ヨナ抜き音階だけで作られているわけではありませんが、日本の伝統音楽にも通じる5音音階的な響きを持っています。西洋音楽を取り入れながら、日本人に馴染み深い音の感覚を生かした「荒城の月」は、日本の歌曲史において、とても重要な作品です。
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写真:仙台城本丸跡(青葉城)・『荒城の月』歌碑と土井晩翠の胸像
🎑 土井晩翠による詩は、懸賞応募のために書かれたものでした。生まれ育った仙台の青葉城や、会津若松の鶴ヶ城を思い浮かべながら、詩を書いたそうです。
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写真:大分県竹田市竹田、岡城の二の丸跡に立つ瀧廉太郎の銅像
🎑 瀧廉太郎は、日本の歌曲を芸術的なものへと発展させたいと考え、中学校の唱歌を編纂するための懸賞に応募しました。そのときに作曲したのが、「荒城の月」です。瀧廉太郎は、故郷である大分県竹田市の岡城を思い浮かべながら、この曲を作ったといわれています。
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🔹2曲目:
ドビュッシー作曲
ベルガマスク組曲L75Ⅲ. 月の光」
ピアノ演奏:フジコ・ヘミング
Claude Debussy
Suite bergamasque, L.75, III. “Clair de lune”
Piano: Fujiko Hemming
🎼 印象派は、19世紀後半のフランスで始まった、光と色彩の瞬間的な輝きを捉えようとした、絵画を中心とする芸術運動です。代表的な画家として、モネ、ルノワール、ドガなどが挙げられます。そして、音楽の世界でも、音を色彩のように扱い、光や空気感、微妙なニュアンスを表現しようとする音楽が登場しました。その代表的な作曲家の一人が、フランスの作曲家クロード・ドビュッシーです。「月の光」は、ドビュッシーがフランスの詩人ヴェルレーヌの詩集『艶なる宴(Fêtes galantes)』に収められた同名の詩から着想を得て作曲した作品です。詩には、月明かりの下で優雅に戯れる男女や、華やかな宮廷生活の雰囲気が描かれる一方、その華やかさの奥には、どこか物悲しさや孤独が漂っています。
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🔹3曲目:
ベッリーニ作曲
優雅な月よ
歌:松田由貴
ピアノ:樋口あゆ子
Vincenzo Bellini
“Vaga luna, che inargenti”
“Vaga luna”
vocal: Yuki Matsuda
piano: Ayuko Higuchi
🎼遠く離れた彼女への熱い思いを、どうか彼女に伝えてほしいと、月に語り掛けます。
優雅な旋律の中に、ちょっぴり切なさも滲む、繊細な曲です。
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写真:松田由貴さん
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🔹エンディング~
樋口あゆ子さんのアルバム「SOUL OF THE PIANO」より
フランツ・リスト作曲
巡礼の年 第1年「スイス」より「泉のほとりで」
ピアノ演奏:樋口あゆ子 Ayuko Higuchi, piano
Franz Liszt
Années de pèlerinage, Première année "Suisse"
"Au bord d'une source" S.160/R.10-4