今週は、モダン楽器による演奏と、ピリオド楽器による演奏についてお話しいただきました。
🎵バッハのフルート・ソナタハ長調 BWV1033
フルート演奏:アンドレア・オリヴァ
ピアノ演奏:アンジェラ・ヒューイット
これはモダン楽器による演奏でありながら、バッハの時代の音楽の本質を大切にしつつ、モダン楽器ならではの豊かな表現を見事に実現した、素晴らしい演奏です。
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●モダン楽器による演奏
Modern instruments
現在、一般的に使われている楽器―たとえばピアノ、ヴァイオリン、フルート、トランペットなどを用いて、その時代の作品を演奏すること。
●ピリオド楽器による演奏(古楽器演奏)
Period instruments / Original instruments
作曲された当時の楽器を用いて演奏すること。
この2つの演奏方法が存在することは、音楽愛好家にとって非常に意義深いことですが、演奏家の視点から見ると、モダン楽器とピリオド楽器の両方の奏法を習得しなければならず、大変な課題でもあります。
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🪈萩谷康一さんの願い
「フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットは、時代によってそれぞれ異なる指使いがあります。たとえば、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの時代、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの時代、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの時代、ヨハネス・ブラームスの時代、クロード・ドビュッシーの時代と、それぞれ吹き分けなければなりません。
フルートの場合、時代ごとに6種類ほどの楽器が必要になります。そのため、6通りの指使いを覚え、それぞれの特徴を理解し、自分の愛用する楽器として使いこなさなければなりません。
理想を言えば、時代別に6~7本のフルートを所有し、完璧に吹き分けられたら素晴らしいのですが、現実にはそれを実現するのは容易ではありません。
だからこそ、400年にわたる楽器の進化の集大成である現代のフルートで、すべての時代の音楽を吹きこなしたい―そう願っています。」
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バッハのフルート・ソナタハ長調 BWV1033
🔹1曲目:
ヨハン・セバスティアン・バッハ
フルート・ソナタ ハ長調 BWV1033
フルート演奏:アンドレア・オリヴァ
ピアノ演奏:アンジェラ・ヒューイット
2011年12月の録音より
Johann Sebastian Bach
Flute Sonata in C Major, BWV 1033
Andrea Oliva, flute
Angela Hewitt , piano
December 2011, Jesus-Christus-Kirche, Berlin, Germany
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🔹 エンディングは~
フランソワ・クープラン
恋の鶯
🪈 フルート: 萩谷康一さん Koichi Hagiya, Flute
🎹 ピアノ: 吉川由利子さん Yuriko Yoshikawa, Piano
François Couperin
Le rossignol en amour
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番組へのメッセージ、フルートのご質問などもお待ちしております!
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