『ピアノ・グラニテ』は、ピアニスト・伊集院紀子さんが、演奏機会の少ない名曲や作曲家をご紹介するコーナーです。伊集院紀子さんによる演奏もお楽しみください。今週は、先月に引き続き神奈川県在住の邦人作曲家・渡邉玲子先生と英国のピアニスト・オルガニスト・作曲家・音楽作家のアレック・ロウリー(Alec Rowley)をご紹介いただきました。
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作曲家・渡邉玲子先生
神奈川県在住で、武蔵野音楽大学ピアノ科卒業後、尚美学園ピアノ科講師を務められた後、米国コーネル大学、ジュリアード音楽院に留学され、日本童謡協会の理事もされています。ピアノを中川和義、マックス・エッガー(Max Egger)、ジェイコブ・ラタイナー(Jacob Lateiner)、室内楽をウィリアム・リンサー(William Lincer) 各氏に、作曲は鵜崎庚ー氏に師事、作曲活動においては、ピアノ曲の他、室内楽、歌曲、合唱曲、童謡などを発表、星乃ミミナ氏の詩による独唱および合唱のための幻想歌曲 「メリー・クリスマス」が現在出版されています。
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Alec Rowley(1892-1958)
アレック・ロウリー
1892年にロンドン西部で生まれる。王立音楽アカデミーで作曲はフレデリック・コーダー(Frederick Corder )に、オルガンはリチャーズ(H.W.Richards)、ピアノはエドワード・モートン(Edward Morton) に師事し、数々の奨学金と賞を受賞。第2次世界大戦中は、様々な教会でオルガニストを務め、その後はロンドンにあるトリニティ音楽大学で教鞭を執りました。そしてBBC放送には初期から亡くなるまで放送作家として関わり、エドガー・モイ(Edgar Moy)とのピアノデュオのシリーズを頻繁に放送したり、アマチュア音楽家向けの作品を多く書きました。
またオルガニストとして長年勤めた経験がのちの合唱曲創作の源となりました。オルガンの大規模な作品は、オルガン交響曲です。
そして英国の音楽教育においては幾世代にも渡っって貢献したと評価されています。
ピアノ曲の量は本当に膨大で、2つのソナタや協奏曲、そして様々な組曲で『水族館』、『中国組曲』、『田園スケッチ』、『クリスマス・キャロル』、『パンの祭典』などがあります。
彼は著書もいくつか残しており、『音楽家のためのすべきこと・すべきでないこと:教師と演奏者のためのハンドブック』(1951年)、『実践的音楽能力:教師と学生のためのハンドブック』(1941年)、『即興演奏:オルガニストのための論考』(1955年)、『四手一ピアノ:デュエット奏者向け作品リスト』(1940年)などがあります。
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写真:
ピアニスト 伊集院紀子さん
Noriko Ijuin, piano
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