第16回 ピアニスト 東 誠三氏の “スペシャル・クラシック・サロン”
本日は、東京藝術大学教授であり、2026年度より東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校校長に就任されたピアニスト、東誠三氏による「スペシャル・クラシック・サロン」をお楽しみいただきました。
第16回は、「シューベルト(Franz Schubert)」をテーマにお話しいただきました。
あわせて、東誠三氏による素晴らしい演奏もご堪能いただきました。
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Seizo Azuma, piano
<プロフィール>
1962年生まれ。神奈川県在住。東京音楽大学付属高等学校を経て東京音楽大学に進学し、井口愛子、中島和彦、野島稔、片岡ハルコの各氏に師事。
1983年、在学中に第52回日本音楽コンクール第1位を受賞。その後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽学院に留学。日本国際、モントリオール(カナダ)、カサドシュ(アメリカ)をはじめとする数多くの国際コンクールで優勝・入賞を果たす。
これまでにヨーロッパ、北米各地でリサイタルやオーケストラとの共演を重ね、国内ではNHK交響楽団をはじめ、主要オーケストラにソリストとして招かれている。1998年には第24回ショパン協会賞を受賞。
ソロ活動に加え室内楽にも意欲的に取り組み、「ボアヴェール・トリオ」での活動をはじめ、数多くのトップソリストと共演し、精緻なアンサンブルを築いている。2008年から2012年にかけては、福島県三春交流館「まほら」において、全8回にわたるベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会を開催し、好評を博した。2012年にはジュネーブ国際音楽コンクールピアノ部門の審査員を務める。
これまでに「ベートーヴェン:悲愴&告別ソナタ」「ラ・カンパネラ~リスト名曲集」などのCDをはじめ、ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会シリーズのライブ録音(全9集)をリリースし、いずれも高い評価を得ている。
現在も精力的に演奏活動を展開する一方、東京藝術大学教授、東京音楽大学特任教授を務める。2024年にはスズキ・メソード会長に就任、2026年より東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校校長に就任。また、近年は日本音楽コンクールをはじめ各種コンクールの審査員を務めるほか、フランスの音楽アカデミー「MusicAlp」にも招聘されている。
日本ショパン協会理事。
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写真:東 誠三氏 / タカギクラヴィアにて
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フランツ・ペーター・シューベルト
Franz Peter Schubert(1797–1828)
1797年、オーストリア・ウィーン郊外に生まれ、ウィーンで生涯を過ごした、ロマン派初期を代表する作曲家です。31年という短い生涯でしたが、「歌曲の王」と称され、600曲以上の歌曲をはじめ、交響曲第7番《未完成》など、美しい旋律を持つ作品を約1,000曲近く遺しました。
幼少期には、ヨーゼフ・ハイドンと同様に宮廷礼拝堂の聖歌隊に所属し、そこでピアノやヴァイオリン、ヴィオラ、チェロなどの音楽教育を受けました。12歳の頃にルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの音楽に触れて以降、生涯にわたり深い尊敬の念を抱き続けました。