🔹1曲目:
春の小川
高野辰之 作詞
岡野貞一 作曲
歌:松田由貴
ピアノ演奏:樋口あゆ子
Haru no ogawa
(The Small Stream in the Spring)
Lyrics by Tatsuyuki Takano
Music by Teiichi Okano
vocal: Yuki Matsuda
piano: Ayuko Higuchi
🌸春の小川」は、約110年前の大正時代、渋谷川の支流である河骨川(こうほねがわ)をモデルに、作詞家・高野辰之によって作られたといわれています。現在では、山手通りと井の頭通りが交差する付近、小田急線代々木八幡駅近くに「春の小川」の石碑が建てられています。一方で、高野辰之の出身地である長野県中野市を流れる斑川(はんがわ)がモデルであるとする説もあります。
Photo by Yuki Matsuda
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高野辰之
Tatsuyuki Takano (1876-1947)
🇯🇵日本の国文学者、作詞家。
高野辰之は、長野師範学校を卒業後、東京音楽学校教授、東京大学講師などを歴任しました。日本の歌謡研究の草分けとして知られ、『日本歌謡史』(1926)により帝国学士院賞を受賞しています。著書には、『歌舞音曲考説』『江戸文学史』『日本演劇史』などがあります。
また、明治末から大正初期にかけて作曲家・岡野貞一と組み、『日の丸の旗』『紅葉』『春が来た』『春の小川』『故郷』『朧月夜』などの作詞を手がけました。これらの作品は日本人に長く愛唱されており、故郷への優しい思いが込められています。
Photo by Yuki Matsuda
東京都渋谷区代々木3丁目
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🔹2曲目:
ヴィヴァルディ
ヴァイオリン協奏曲集『四季』より「春」第1楽章
ヴィンタートゥール交響楽団
ヴァイオリン独奏: ルイス・カウフマン
Antonio Vivaldi
Violin Concerto in E Major, Op. 8, No. 1, RV 269, "La primavera" (Spring)
Louis Kaufman, violin
Winterthur Symphony Orchestra
🌸『四季』は、1725年に公表された、ヴィヴァルディのヴァイオリン・コンチェルト集『和声と創意の試みOp. 8』の初めの4曲の総称です。
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Antonio Vivaldi (1678-1741)
アントニオ・ヴィヴァルディ
🇮🇹アントニオ・ヴィヴァルディは、ヴェネツィア出身の後期バロック時代を代表する作曲家であり、ヴァイオリニスト、さらにヴェネツィアのピエタ慈善院の音楽教師やカトリック教会の司祭としても活躍しました。多数の協奏曲をはじめ、室内楽、オペラ、宗教音楽など、幅広いジャンルの作品を残しています。
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🔹3曲目:
ヴェルディ
歌劇『椿姫』より「ああ、そはかの人か~花から花へ」
歌:松田由貴
ピアノ演奏:樋口あゆ子
La Traviata di G.Verdi
È strano! | Ah, fors'è lui | Sempre libera
vocal: Yuki Matsuda
piano: Ayuko Higuchi
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🌸『椿姫』(ラ・トラヴィアータ)は、イタリアの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディが1853年に発表した、オペラ史上で最も人気のある全3幕の悲劇です。19世紀半ばのパリを舞台に、高級娼婦ヴィオレッタと青年アルフレードの純愛と悲劇を描いた作品で、「乾杯の歌」などの名曲で知られます。
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🌸「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」は、19世紀末のパリを舞台にした華やかなミュージカル作品で、キャバレー「ムーラン・ルージュ」を舞台に、若き作家クリスチャンと花形スター、サティーンとの恋を描いています。豪華絢爛な舞台美術とダンス、そして多彩な音楽が融合したエンターテインメント性の高い作品で、松田由貴さんのお気に入りの作品のひとつです。本作は、椿姫を下敷きにした悲恋の構図を持ち、身分や運命に翻弄される恋人たちの切ない愛の物語が、華やかな世界の裏にある儚さとともに描かれています。
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ジュゼッペ・ヴェルディ
Giuseppe Verdi (1813―1901)
🇮🇹ジュゼッペ・ヴェルディは、イタリアの作曲家で、19世紀を代表するロマン派音楽の巨匠の一人です。主にオペラ作品を手がけ、「オペラ王」とも称されています。代表作には、『ナブッコ』『リゴレット』『椿姫』『アイーダ』などがあります。
新しい時代にふさわしい題材を取り入れ、物語の合理的な展開や人物の心理描写を重視するとともに、歌唱法やオーケストレーションにも工夫を凝らしました。
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写真:松田由貴さん