PianoWinery ~響きのクラシック~ - Fm yokohama 84.7

伊集院紀子さんのピアノ・グラニテ 

『ピアノ・グラニテ』は、ピアニスト・伊集院紀子さんが、演奏機会の少ない名曲や作曲家をご紹介するコーナーです。伊集院紀子さんによる演奏もお楽しみください。今週は、先月に引き続き、英国のピアニスト・オルガニスト・作曲家・音楽作家のアレック・ロウリー(Alec Rowley)をご紹介いただきました。多才な作家で、オルガン曲、管弦楽曲、合唱曲、ピアノ協奏曲、弦楽四重奏曲など多岐に渡って作品を残しています。

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Alec Rowley(1892-1958)

アレック・ロウリー

アレック・ロウリーは、1892年にロンドン西部で生まれました。王立音楽アカデミーで作曲をフレデリック・コーダー(Frederick Corder)に、オルガンをヘンリー・リチャーズ(Henry William Richards)に師事し、在学中には数々の奨学金や賞を受賞しました。

第二次世界大戦中は、さまざまな教会でオルガニストを務め、その後はロンドンにあるトリニティ音楽大学で教鞭を執りました。また、BBC放送には初期の頃から晩年まで放送作家として関わり、エドガー・モイ(Edgar Moy)とのピアノ・デュオによるシリーズを頻繁に放送しました。あわせて、アマチュア音楽家向けの作品を数多く作曲しています。

長年にわたるオルガニストとしての経験は、のちの合唱曲創作の重要な源となりました。オルガン作品の中でも特に規模の大きなものとして、《オルガン交響曲》が挙げられます。

英国の音楽教育においては、幾世代にもわたって多大な貢献を果たした作曲家・教育者として高く評価されています。

ピアノ作品の数は非常に多く、2つのソナタや協奏曲のほか、《水族館》《中国組曲》《田園スケッチ》《クリスマス・キャロル》《パンの祭典》など、さまざまな組曲を残しています。

また、教育や演奏実践に関する著書もいくつかあり、
『音楽家のためのすべきこと・すべきでないこと――教師と演奏者のためのハンドブック』(1951年)、
『実践的音楽能力――教師と学生のためのハンドブック』(1941年)、
『即興演奏――オルガニストのための論考』(1955年)、
『四手一ピアノ――デュエット奏者向け作品リスト』(1940年)
などが知られています。

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写真:

ピアニスト 伊集院紀子さん

Noriko Ijuin, piano

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番組へのメッセージ、リクエスト、フルートのご質問などもお待ちしております!

piano@fmyokohama.jp

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