本日は、東京藝術大学教授・ピアニストの東 誠三さんによる「スペシャル・クラシック・サロン」をお楽しみいただきました。
第15回目は、「ショパンのノクターン」についてお話をしていただきました。
東 誠三さんの素晴らしい演奏もお楽しみいただきました。
🎵ショパン作曲
ノクターン 第20番 嬰ハ短調「遺作」
Chopin
Nocturne No.20 - Lento con gran espressione-
2002年ロマン・ポランスキー監督(Roman Polański)の映画「戦場のピアニスト」(The Pianist)で、この映画の悲しくも美しい旋律の象徴としてこの楽曲が使われました。
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ピアニスト 東 誠三さん
Seizo Azuma, piano
<プロフィール>
1962年生まれ。神奈川県在住。東京音楽大学付属高校から東京音楽大学へ進み、井口愛子氏、中島和彦氏、野島稔氏、片岡ハルコ氏に師事。1983年、大学在学中に第52回日本音楽コンクール第1位。その後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽学院に留学。日本国際、モントリオール(カナダ)、カサドシュ(アメリカ)など、数多くの国際音楽コンクールで優勝・入賞。これまでに、ヨーロッパ、北米などでリサイタル、オーケストラと共演し、国内ではN響をはじめ、各地の主要オーケストラにソリストとして招かれている。 1998年、第24回ショパン協会賞を受賞。
ソロ活動と共に室内楽にも強い意欲を示し、「ボアヴェール・トリオ」での活動をはじめ、多くのトップソリスト達と絶妙なコラボレーションを聴かせている。 2008年より2012年にかけて、全8回のベートーヴェン・ピアノソナタ全曲演奏会を福島県三春交流館「まほら」にて好評開催。2012年には、ジュネーブ国際音楽コンクール・ピアノ部門の審査員を務めた。
CDは「ベートーヴェン:悲愴&告別ソナタ」、「ラ・カンパネラ~リスト名曲集」、ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会シリーズのライブ録音全9集など、これまでに多数リリース。いずれも高い評価を受けている。現在、活発な演奏活動と共に、東京藝術大学教授、東京音楽大学特任教授、2024年、スズキ・メソードの会長に就任。また、近年では日本音楽コンクールをはじめ、数々のコンクールの審査を務めるほか、フランスの「MuicaAlp」夏期音楽アカデミー&フェスティバルに招かれている。
日本ショパン協会 理事。
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フレデリック・フランソワ・ショパン(1810-1849)
🇵🇱 Fryderyk Franciszek Chopin
🇫🇷 Frédéric François Chopin
ピアノの詩人と言われるショパンは、今から200年ほど前のポーランド出身の前期ロマン派音楽を代表する作曲家でありピアニストです。40年弱の短い生涯のうち、作曲のほとんどをピアノの曲のためだけに書き続けました。これは歴史上、大作曲家と知られている作曲家の中では非常に珍しいことです。そして、言葉では表現しきれない人間の様々な感情の動きを非常に繊細にピアノの音に託し、それを表現し切ったと言える作曲家です。
ショパンは20歳までポーランドで過ごし、その後、戦争の影響で国を離れ、ウィーン、そして19世紀前半にパリへ移り住みました。当時のヨーロッパの大都市は、最初の産業革命が起こった後であり、フランスではフランス革命後の時代でした。封建と言われる王政が続いてきた中で、それが崩れ去り、貴族でない一般民衆が力をつけ、その人たちの合議による政治をやっていこうという、うねりが色々なところで起こっていました。まさに社会全体が激動していた時代でした。
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写真:ピアニスト・東 誠三さん