PianoWinery ~響きのクラシック~ - Fm yokohama 84.7

萩谷康一さんの初めてのラジオ フルートレッスン

あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2026年第1回目は、萩谷康一さん吉川由利子さんのアルバム「恋の鶯~フルート名曲の心」からフルートとピアノの音色をお届けしました。

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表紙題字:小西千鶴氏(伝統文化研究科・随筆家・画家・皇室記者)

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恋の鶯 /  萩谷康一&吉川由利子 ~フルート名曲の心~ より

🔹1曲目:

フランソワ・クープラン

恋の鶯

🪈 フルート:  萩谷康一さん  Koichi Hagiya, Flute

🎹 ピアノ:     吉川由利子さん Yuriko Yoshikawa, Piano

François Couperin 

Le rossignol-en-amour

🎼 フランソワ・クープラン(François Couperin)は、フランスのバロック時代を代表する偉大な音楽家です。多くの音楽家を輩出したクープラン一族の中でも最も有名で、大クープラン (Couperin le Grand)と呼ばれます。宮廷オルガニストとしてルイ14世に仕え、代表作の「クラヴサン曲集」はフランスの鍵盤音楽を完成させ、バッハ、ヘンデル、テレマンといった同時代の作曲家から、ラヴェルなど後世の作曲家にも大きな影響を与えました。クープランは、描写的音楽を作ることに才能があり、洗練されたロココ芸術の典型と言われています。「恋の鶯」もそのような作品の一つです。鶯が谷を渡りながら鳴く声が、フルートの軽やかなトリルによってうまく描写されています。原曲はクラヴサン曲ですが、カルル・ドルメッチ(Carl Dolmetsch リコーダー奏者)とクリストファー・ウッド(Christopher Wood、チェンバロ奏者)によってリコーダーとクラヴサンのために編曲されました。

クラヴサン(Clavecin)とは、チェンバロ(Cembalo)のフランス語での呼び名で、グランドピアノのような形をした、弦をはじいて音を出す鍵盤楽器です。特にフランス・バロック音楽を代表する楽器であり、その優雅な音色は今も多くの人を魅了しています。

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🔹2曲目:

リリー・ブーランジェ

ノクチュルヌ

🪈 フルート:  萩谷康一さん  Koichi Hagiya, Flute

🎹 ピアノ:     吉川由利子さん Yuriko Yoshikawa, Piano

Nocturne

Lili Boulanger

🎼リリ・ブーランジェ(Lili Boulanger)は、フランスの作曲家。女性として初めてフランス芸術アカデミーによるローマ大賞を受賞しましたが身体が弱く、24歳で早世しました。この曲は、全体に抒情的な流れで通していて、印象派風の半音の使い方に特色が感じられ、ピアノの和音には幻想的な雰囲気が醸し出されています。短い曲ながらフォーレやドビュッシーの影響を垣間見ることができます。

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🔹3曲目:

ドヴォルザーク/作曲  

フリッツ・クライスラー/編曲

スラヴ幻想曲

🪈 フルート:  萩谷康一さん  Koichi Hagiya, Flute

🎹 ピアノ:     吉川由利子さん Yuriko Yoshikawa, Piano

Dvorak/Kreisler

Slavische Fantasie (on themes by Dvorak)

🎼 ドヴォルザークの3つの小品から、クライスラーがヴァイオリンのために編曲した曲ですが、フルートのふくよかな音色と、多彩なリズムを刻むピアノ伴奏が、この曲に新しい魅力を与えています。作品は、歌曲「わが母の教えたまいし歌」<ユモレスク>第8番、<4つのロマンティックな小品>作品75の第1曲です。ABCB形式をとり、<ユモレスク>第8番が最後に繰り返されて、活発なコーダで終わります。

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🔹4曲目:

ヨアヒム・アンデルセン

スケルツィーノ 作品55  第6番

🪈 フルート:  萩谷康一さん  Koichi Hagiya, Flute

🎹 ピアノ:     吉川由利子さん Yuriko Yoshikawa, Piano

Joachim Andersen

Scherzino Op.55-6

🎼ヨアヒム・アンデルセン(Joachim Andersen)は、デンマークのコペンハーゲンで生まれたフルート奏者、指揮者、作曲家です。コペンハーゲン王立交響楽団奏者を務め、後にベルリン・フィルハーモニーの創設に参加しました。多くのフルート学習曲を作曲し、音楽的にも優れた練習曲として親しまれています。「スケルツィーノ」とは、「小さなスケルツォ」という意味です。ニ長調ヴィヴァーチェの軽快なスケルツォとなだらかな旋律のトリオから成っています。一陣の風のように過ぎ去っていく短い曲の中で、速いレガートや、スケルツォとトリオの素早い変化を表現することに、演奏者の技巧が見られ興趣のある曲です。

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🔹 エンディング:

フランソワ・クープラン

恋の鶯

🪈 フルート:  萩谷康一さん  Koichi Hagiya, Flute

🎹 ピアノ:     吉川由利子さん Yuriko Yoshikawa, Piano

François Couperin 

Le rossignol en amour

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