
🔹1曲目:
モーツァルト作曲
ロレンツォ・ダ・ポンテ作詞
オペラ「フィガロの結婚」よりケルビーノのアリア
「自分で自分が分からない」
歌: 松田由貴さん Yuki Matsuda
ピアノ:樋口あゆ子さん Ayuko Higuchi
Wolfgang Amadeus Mozart
Lyrics by Lorenzo Da Ponte
Le nozze di Figaro (The Marriage of Figaro),
K. 492, Act I: Aria: Non so più cosa son, cosa faccio
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🎼 ズボン役(Trouser Roles)とは?:
オペラにおいて、男装する女性歌手の役柄を言います。
年若い男性や思春期の少年であることの多いズボン役では、主にメゾソプラノ歌手が演じます。
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🎼 ズボン役のケルビーノについて:
ケルビーノは貴族の伯爵に仕える思春期の美少年という設定で、伯爵夫人に憧れを抱いている役柄です。ストーリーの展開では、伯爵の浮気を懲らしめようと、フィガロの策略でケルビーノが女装する場面が登場します。女性歌手が演じるズボン役のケルビーノは、男性の役柄ですが、途中で女装するという設定なので、少々ややこしいですね!
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🎼 モーツァルトとロレンツォ・ダ・ポンテ(台本)の黄金コンビが手掛けたオペラ:
作曲 Wolfgang Amadeus Mozart
作詞(台本)Lorenzo Da Ponte
『フィガロの結婚』 Le nozze di Figaro (The Marriage of Figaro)
『ドン・ジョヴァンニ』 Don Giovanni
『コジ・ファン・トゥッテ』 Così fan tutte
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🎵 創作側を主人公にしたミュージカル
ミュージカル: 「モーツァルト!」MOZART!
作詞(台本):ミヒャエル・クンツェ(Michael Kunze)
作曲: シルヴェスター・リーヴァイ (Sylvester Levay)
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ミュージカル: 「ダ・ポンテ」 Da Ponte
ダ・ポンテを主人公にしたミュージカル。宮廷・社会情勢・周囲の人々に振り回されながらも、モーツァルトと意気投合して3本のオペラの台本を作り、世界を転々としつつ上昇志向を持って懸命に生き抜く様子を描いた作品。
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🔹2曲目:
J.S. バッハ
カンタータ 第211番
「おしゃべりはやめて、お静かに」
第4曲
通称:コーヒー・カンタータ
Johann Sebastian Bach
Schweigt stille, plaudert nicht!, BWV 211,
"Coffee Cantata" Aria: Ei! Wie schmeckt der Coffee susse
イングリット・ケルテシ(ソプラノ)Ingrid Kertesi (soprano)
ファイローニ室内管弦楽団 Budapest Failoni Chamber Orchestra
☕️ 女性もコーヒーが大好きというコーヒー讃歌!:
コーヒーは、1670年頃ドイツに入ってきましたが、女性はコーヒーを飲むべきではないという風潮が1734年の作曲当時も続いていたようです。頭の固い父親に対し、古い風潮に反発する女性の声を娘が代弁し、ドイツでのコーヒー騒動を風刺した曲とされています。
バッハは、毎週金曜日の夜にコーヒーハウスで指揮し、演奏を披露していました。そこでの出し物として、「コーヒー・カンタータ」が作曲されました。
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🔹3曲目:
江間章子 作詞
中田喜直 作曲
夏の思い出
歌: 松田由貴さん Yuki Matsuda
ピアノ:樋口あゆ子さん Ayuko Higuchi
🎼 尾瀬の自然の感動を歌った楽曲:
尾瀬は、群馬・福島・新潟・栃木の4県にまたがり、国立公園と国の特別天然記念物に指定され、ラムサール条約の登録湿地になっています。5月末から6月にかけて水芭蕉が一面に咲き乱れます。その感動的な情景が歌詞に込められています。
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写真:松田由貴さん