🔹1曲目:
シューマン
アラベスク ハ長調 Op.18
Schumann, Robert
Arabeske C-Dur Op.18
ピアノ: 東 誠三さん Seizo Azuma, piano
使用楽器:Steinway & Sons / Takagi Klavier
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♪ アラベスクについて
タイトルの’アラベスク’とは‘アラビア風’という意味。
イスラム圏では、偶像崇拝が禁止されていて、キリスト教のように絵画や彫刻としては残されていませんが、聖書・聖典であるクルアーン(コーラン)の文言を美しい筆跡で描くという芸術があり、それをアラビア書道と呼んでいます。 「クルアーン」に書かれているアラビア語は、神の啓示を伝えた言葉なので、そのアラビア語を美しく装飾することは許されると考えられました。音楽では、この唐草模様を連想させる装飾的な性格の楽曲のタイトルにも用いられていますが、最初に「アラベスク」というタイトルを使用したのはシューマンでした。
曲は6分半ぐらいで、コーダ(coda : 終結部分)を伴うロンド形式で書かれています。程よいサイクルで場面が変わっていきます。テーマを3回繰り返し、その間に全く異なる曲奏のエピソードが挟まれています。後書きの部分のコーダが特に美しく絶品ですが、聞きどころが沢山あります。
写真:ピアニスト 東 誠三さん
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🔹エンディング・テーマ~
東誠三さんのCD「 ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全集」より
ベートーヴェン
ピアノ・ソナタ 第3番 第4楽章
ピアノ: 東 誠三さん Seizo Azuma, piano
Beethoven
Piano Sonata 3 4th mov.
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🎵 コンサートのお知らせ
第4回鎌倉グランブル管弦楽団公演
指揮:松井慶太
ピアノ:東 誠三
開催日時:2024年10月5日(土)13:30開場・14時開演
会場:鎌倉芸術館 大ホール
お問い合わせ:鎌倉グランブル管弦楽団 事務局 0467-24-5695
0120-1192-40
*高校生以下は無料です。(要ご予約)
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📖 月刊ショパン
東誠三さんがコラムを連載しています!
8月発売の月刊ショパンでは、シューマンについて書かれていますのでどうぞお楽しみに。
= ピアノワイナリー 東 誠三さんの次回のご出演予定は10月です! =