本日は、東京藝術大学教授・ピアニストの東 誠三さんによる「スペシャル・クラシック・サロン」をお楽しみいただきました。
第9回目は、ドイツ・ロマン派を代表する作曲家・シューマン( Robert Alexander Schumann 1810 - 1856)。
東 誠三さんの演奏とシューマンについて解説をしていただきました。
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ピアニスト 東 誠三さん
Seizo Azuma, piano
<プロフィール>
1962年生まれ。神奈川県在住。東京音楽大学付属高校から東京音楽大学へ進み、井口愛子氏、中島和彦氏、野島稔氏、片岡ハルコ氏に師事。1983年、大学在学中に第52回日本音楽コンクール第1位。その後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽学院に留学。日本国際、モントリオール(カナダ)、カサドシュ(アメリカ)など、数多くの国際音楽コンクールで優勝・入賞。これまでに、ヨーロッパ、北米などでリサイタル、オーケストラと共演し、国内ではN響をはじめ、各地の主要オーケストラにソリストとして招かれている。 1998年、第24回ショパン協会賞を受賞。
ソロ活動と共に室内楽にも強い意欲を示し、「ボアヴェール・トリオ」での活動をはじめ、多くのトップソリスト達と絶妙なコラボレーションを聴かせている。 2008年より2012年にかけて、全8回のベートーヴェン・ピアノソナタ全曲演奏会を福島県三春交流館「まほら」にて好評開催。2012年には、ジュネーブ国際音楽コンクール・ピアノ部門の審査員を務めた。
CDは「ベートーヴェン:悲愴&告別ソナタ」、「ラ・カンパネラ~リスト名曲集」、ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会シリーズのライブ録音全9集など、これまでに多数リリース。いずれも高い評価を受けている。現在、活発な演奏活動と共に、東京藝術大学教授、東京音楽大学客員教授、スズキ・メソード特別講師として後進の指導も行っている。また、近年では日本音楽コンクールをはじめ、数々のコンクールの審査を務めるほか、フランスの「MuicaAlp」夏期音楽アカデミー&フェスティバルに招かれている。
日本ショパン協会 理事。
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写真:ピアニスト 東 誠三さん
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ロベルト・アレクサンダー・シューマン
Robert Alexander Schumann (1810 - 1856)
1810年、ドイツ・ザクセンのツヴィッカウ(Zwickau)という小さな町で生まれました。父は、書籍出版・販売業を営み、シューマンは幼少期から数多くの文学書に囲まれて文学を愛する父と音楽を愛する母に育てられました。大学は法学部に進学したものの、音楽への情熱はますます募り、 フリードリヒ・ヴィーク(Friedrich Wieck)に弟子入りし、ピアノの指導を受けるようになりました。後にシューマンとヴィークの娘であるクララとの交際が明らかになると、ヴィークは長い間二人の結婚に猛反対をしました。しかし、シューマンとクララは訴訟を起こし、勝訴判決を得て、晴れて1840年に結婚を実現させました。
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写真: 東 誠三さん、樋口あゆ子さん
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