
🔹1曲目:
前田正博さん作曲 Masahiro Maeda
Altered tension for Violin and Piano
オルタード テンション for Violin and Piano
ピアノ: 伊集院紀子さん Noriko Ijuin, piano
ヴァイオリン:西野優子さん Yuko Nishino, violin
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🎵「Altered tension for Violin and Piano 」の解説
この作品は、ジャズのコードを意識し、曲の素材もセブンス・コードおよびそのテンションにあたる9th、11th、13thの音が用いられています。他にも、オルタードスケール、ホールトーンスケールなど、ジャズやポップスで用いられる音階を使用しています。これらの音を使用することにより、一種独特の音空間が生まれ、ジャズのそれではないにしても、いわゆる現代音楽の一つの音世界が創られるのではと思います。曲は5つの部分からなり、1部は3/4拍子で穏やかに、2部は6/8拍子、3部は4/4拍子で即興的に、4部はカノン風に始まりテンポがアップし5部で2/4拍子の快活なテンポになって終わります。
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<🎻西野優子さんのプロフィール>
桐朋学園大学ソリストディプロマコース、ギルドホール音楽院で学び、メイジールイス演奏家賞、ハーヴァーヒルソリストコンクール1位、など数多くの賞を受賞され、ソリストとして東京交響楽団、ウィーン室内管弦楽団など海外の楽団と数多く共演、グリエールの協奏曲ではstrad誌の特選に選ばれるなど国際的に高い評価を受けられています。
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🔹エンディングは~
CD『ウクライナのピアノ作品集』(榎本智史さん、伊集院紀子さん、佐々木理之さん)より
ヴィクトル・コセンコ作曲
3つのピアノ小品 Op.9 より
第2番 マズルカ
Viktor Stepanovych Kosenko
3 Klavierstücke, Op. 9
No.2 Mazurka
演奏:伊集院紀子さん Noriko Ijuin, piano
写真:ピアニスト 伊集院紀子さん