
今週もフルート歴、約60年の萩谷康一さんが、フルート演奏者および指導者の視点で、フルートの難しさを克服する練習法や対処法をアドバイスしてくださいました。
演奏曲:ドビュッシーの小組曲 第3曲 「メヌエット」/ 第4曲 「バレエ」
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Q. どんな曲が難しい曲? どんな曲がやさしい曲?
→ A. やさしい曲などありません!
初心者が考えがちなやさしい曲とは~
♯(シャープ)や♭(フラット)が付かないハ長調のゆっくりしたテンポの曲と思われがちですが、指の動きの組み合わせや音程のとり方など、これが案外難しいのです。
そこで…
◆ ゆっくりな曲の練習法:
良い音色で吹くための唇のコントロール
きれいなタンギングを目指す
日頃のロングトーンの練習が大事!
音をなめらかに静かに繋げるスラーは、息を出すときの唇の形の適格な変え方を練習
なめらかな音への移行は、指の敏感な動きが大切
長い息の流れは、ブレスコントロールをしっかりと
フレージングの組み立て
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◆ 速いテンポの曲の練習法:
指のコントロールが大事!
上手く出来ない部分の練習が必要 → とにかくゆっくりと何回も繰り返す! 忍耐強く正確に何度もコツコツと吹いていると、だんだん少しずつ速いテンポで吹けるようになる。
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🪈 萩谷先生のアドバイス!
根気強く地道な練習を積んでいくと必ず成果がでてきます!
やさしい曲はありません。ですから難しそうな曲にもどんどん挑戦してみてください!
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写真: 萩谷康一さん、吉川由利子さん
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