PianoWinery ~響きのクラシック~ - Fm yokohama 84.7

伊集院紀子さんのピアノ グラニテ S11

『ピアノ・グラニテ』は、ピアニスト・伊集院紀子さんが、演奏機会の少ない名曲や作曲家をご紹介するコーナーです。伊集院紀子さんによる演奏もお楽しみください。今週も1月からご紹介しているフランスの女性作曲家・ジェルメーヌ・タイユフェール (Germaine Tailleferre)とパンチョ・ヴラディゲロフ(Pancho Haralanov Vladigerov)をご紹介くださいました。

写真:伊集院紀子さん

=   =   =

ジェルメーヌ・タイユフェール

Germaine Tailleferre(1892-1983)

フランスの女性作曲家。オーリック、デュレイ、オネゲル、ミヨー、プーランクらとともに「レ・シックス」と呼ばれるフランスの作曲家グループの唯一の女性メンバーとして知られています。4歳でピアノを始め、5歳で初めて作曲をし、12歳でパリ国立高等音楽院に入学するなど幼い頃から音楽の才能が突出していました。その後ピアノ、作曲、音楽理論の分野で主要な学術賞を次々と受賞。バレエ、室内楽、協奏曲、独奏楽器のための作品、38の映画音楽など、さまざまな形式の音楽を書き、ピアニストとしても優れており、サティやストラヴィンスキーと2台ピアノなど共演を果たしました。

=  =  =

パンチョ・ヴラディゲロフ

Pancho Haralanov Vladigerov 1899 – 1978

 1899年、スイスのチューリッヒで生まれる。幼少期は、ブルガリアのシューメンで過ごす。その後ベルリンで音楽を学び、ベルリンの劇場の音楽監督になったが、ブルガリアに戻ることを決意。1940年にはブルガリア国立音楽院のピアノ科の教授に就任。ブルガリア現代音楽協会の創立メンバーとして活躍。ヨーロッパの普遍的な鍵盤楽器のスタイルにブルガリアの民族的イントネーションやリズムを融合させ、独自の世界観を生み出し、多くの曲を作曲した。

=  =  =

番組へのメッセージ、リクエスト、フルートのご質問などもお待ちしております!

piano@fmyokohama.jp

top