PianoWinery ~響きのクラシック~ - Fm yokohama 84.7

伊集院紀子さんのピアノ・グラニテ シーズン10

『ピアノ・グラニテ』は、ピアニスト・伊集院紀子さんが、演奏機会の少ない名曲や作曲家をご紹介するコーナーです。伊集院紀子さんによる演奏もお楽しみください。今週ご紹介いただいたのは、ブルガリアの作曲家・リュボミール・ピプコフ(Ljubomir Panayotov Pipkov, 1904 - 1974) です。

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Ljubomir Panayotov Pipkov

リュボミール・ピプコフ

<プロフィール>

リュボミール・ピプコフは、パンチョ・ヴラディゲロフと共に、ブルガリアの作曲家の第2世代と呼ばれる世代。第1世代には、ピプコフの父、パナヨット・ピプコフがおり、著名な音楽家、指揮者、教師であった。リュボミール・ピプコフは、ソフィア国立音楽院やパリのエコールノルマル音楽院で学び、パリではポール・デュカスやナディア・ブーランジェより指導を受けた。ピプコフの音楽は、ブルガリアの民謡を素材に、20世紀音楽の要素も盛り込まれ、当時著名で影響力のあったアルフレッド・コルトーやブーランジェに絶賛された。また、その音楽は人生の歩みとともに変化し、発展していき、ブルガリアの民謡を基に、その独特なリズムパターンに独自のアイディアを加えるようになっていった。1947年から数年間、作曲家同盟の議長を務め、社会主義文化の発展に努めた。

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写真:ピアニスト・伊集院紀子さん

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