PianoWinery ~響きのクラシック~ - Fm yokohama 84.7

伊集院紀子さんのピアノ・グラニテ シーズン10

『ピアノ・グラニテ』は、ピアニスト・伊集院紀子さんが、演奏機会の少ない名曲や作曲家をご紹介するコーナーです。伊集院紀子さんによる演奏もお楽しみください。今週ご紹介いただいたのは、20世紀のブルガリアの作曲家の中で最も偉大な作曲家と評され、多くの著名な演奏家に愛されたパンチョ・ヴラディゲロフ(Pancho Haralanov Vladigerov 1899 – 1978)です。 これまでにご紹介した作品は、「シューメン作品29 」の中の1番目の子守歌(Berceuse)と3番目の農民の踊り(Danse des Paysana)、4番目の歌(Chant)と5番目のユモレスク(Humoresque)。今週は、今までのヴラディゲロフ作品とはやや趣が異なる組曲「古典とロマンティック 作品24」の中から、第1番 リゴドン を解説していただきました。南フランスのプロヴァンス地方を起源とする舞曲で、軽快なテンポの舞曲です。 

=  =  =

Pancho Haralanov Vladigerov

<パンチョ・ヴラディゲロフ>

 

1899年、スイスのチューリッヒで生まれる。幼少期は、ブルガリアのシューメンで過ごす。その後ベルリンで音楽を学び、ベルリンの劇場の音楽監督になったが、ブルガリアに戻ることを決意。1940年にはブルガリア国立音楽院のピアノ科の教授に就任。ブルガリア現代音楽協会の創立メンバーとして活躍。ヨーロッパの普遍的な鍵盤楽器のスタイルにブルガリアの民族的イントネーションやリズムを融合させ、独自の世界観を生み出し、多くの曲を作曲した。

写真:伊集院紀子さん

=  =   =

番組へのメッセージ、リクエスト、フルートのご質問などもお待ちしております!

piano@fmyokohama.jp

top