伊集院紀子さんのピアノ・グラニテ シーズン8
『ピアノ・グラニテ』は、ピアニスト・伊集院紀子さんが、演奏機会の少ない名曲や作曲家をご紹介するコーナーです。伊集院紀子さんによる演奏もお楽しみください。今週ご紹介いただいたのは、20世紀のブルガリアの作曲家の中で最も偉大な作曲家と評され、多くの著名な演奏家に愛されたパンチョ・ヴラディゲロフ(Pancho Haralanov Vladigerov 1899 – 1978)です。
<パンチョ・ヴラディゲロフ>
1899年、スイスのチューリッヒで生まれる。幼少期は、ブルガリアのシューメンで過ごす。その後ベルリンで音楽を学び、ベルリンの劇場の音楽監督になったが、ブルガリアに戻ることを決意。1940年にはブルガリア国立音楽院のピアノ科の教授に就任。ブルガリア現代音楽協会の創立メンバーとして活躍。ヨーロッパの普遍的な鍵盤楽器のスタイルにブルガリアの民族的イントネーションやリズムを融合させ、独自の世界観を生み出し、多くの曲を作曲した。
ピアニスト 伊集院紀子さん
Noriko Ijuuin, pianist
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伊集院紀子さんの演奏で
パンチョ・ヴラディゲロフ作曲
水彩画 Op.37 より 第2番
メランコリー
写真:樋口あゆ子さん(左)、伊集院紀子さん(右)