今週は、「割りばし」に注目!!
今夜も川崎市・中原区にあります ChopValue Manufacturing Japan 「マイクロファクトリー」からお届けしました。
お話を伺ったのは、ChopValue Manufacturing Japan 株式会社 代表取締役 James Sobackさんです!
2016年にカナダ・バンクーバーで創業された「ChopValue」。
使用済みの割り箸を地域ごとに回収し、地域の「小規模工場(マイクロファクトリー)」で再生素材に加工し、木を伐採しない木工家具などにアップサイクルしています。この循環の仕組みは、世界9カ国にあるマイクロファクトリーで実施され、グローバルに地域での資源循環を創出しています。
今回お邪魔した「ChopValue」「マイクロファクトリー」日本第一号は、今年4月に稼働がスタートしたばかり。回収した使用済み割りばしは、高温と高圧によって除菌、そして圧縮・成形され、美しい木目の板材へと生まれまわります。
いったいどんな商品になっていくのか、今夜は、そんなお話からスタートしました。
ChopValueがつくるテーブル、ベンチには、どちらにも、この板を作るのにリサイクルされた割りばしの本数、抑制したCO2排出量、そして、どこで作られたのかが焼き印で刻まれています。
私たちがインタビューで座っていたテーブルとベンチ。とても大きく、6人の大人がゆったりと利用できるもの。テーブルに使われているリサイクルされた割りばしの数はなんと3万6000本!抑制したCO2は、-1711kgCO2!数十分で捨てられてしまう使い捨ての割りばしが、こんなにも美しいテーブルになっているのはとてもうれしくなりました。
とても木目も美しく、手触りも滑らか。テーブルの強度も検査済みで、現在、日本で提携する企業自身でも安全性、強度などの検査を実施しているというお話でした。
また、家具の他には、壁材の一部としてや看板、企業の盾やコースター、キーホルダーなどのアクセサリーにも加工されていました。
さらに、今年開催された「大阪・関西万博」のカナダやアメリカのパビリオンにも使用され、7mの特大会議テーブルや、ネームプレート、室内空間の建材としても使用され、そこでリサイクルされた割りばしの数はなんと100万本以上!
年間およそ200億膳、一人当たり150膳と、世界最大の割り箸の消費国日本で開催された大阪・関西万博」。会場でこのChopValueの取り組みが紹介されたのは、とても意味が大きかったのではないでしょうか?
そんなChopValueの商品に触れる機会が今月やってきます!
11/12(水)、11/13(木)にカルッツかわさきで開催される「第18回 川崎国際環境技術展」。こちらの会場には、ChopValueの商品はもちろん、11/13(木)には、メインステージで使用済み割りばしの回収に協力している川崎フロンターレとのトークセッションも行われます。
こちらに入場には、無料の来場者登録が必要です。
詳しくは「第18回川崎国際環境技術展」公式サイトをご覧ください。
ChopValue Manufacturing Japan
https://chopvalue.jp/
X ChopValue Manufacturing @ChopValue
https://x.com/chopvalue/
☆「あなたのサステナブルなこと」も番組に教えてください!