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「生きる力を見つけた 親子登山」に注目!  棚澤明子さん②

今週は、「生きる力を見つけた 親子登山」に注目!  スタジオにお迎えしたのは、著者の棚澤明子さんです!

今年7月に彩流社から発売された棚澤さんの著書「生きる力を見つけた 親子登山」は、8歳の長男、5歳の次男と共に2012年高尾山から始まった親子登山の記録をまとめられた登山エッセイです。

約10年間に親子で登った山を始め、お母さんである棚澤さん、お一人で登られたソロ登山など、男の子兄弟の様子やお母さんと子どもたちとの関係など様々なシーンが詰め込まれた一冊となっています。

今夜は「親子登山」のおすすめポイントのお話から。
棚澤さん曰く「これはあの面白いのが、子どもに日頃「あれしなさい、これしなさい」とかキリキリしてるお母さんってたくさんいらっしゃると思うんですけれども、大自然の中に入ると、自分自身がいかに無力なのかっていうことがよく分かるんですよね。で、子どもと一緒にオロオロしてるのも面白いなと思ったりとか、そういう経験を重ねていく中で、子育てが楽になるっていう側面が本当に大きかったっていうのはあります。あと子どもっていう生き物が持ってる、思わぬ力を見ることが多くて、それを見ると、あ、いかに自分が今まで先回りして「あれこれやれやれ」って言ってきたなっていうことにも気がついて、いや、楽になったなっていう風に思いました。」

子どもの力を感じたエピソードととして、西穂高岳の岩場でのこと。
西穂高岳は、長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる標高2,909 mの飛騨山脈山。西穂高岳山頂直下は急な岩場で三点支持で確実に登るような厳しい岩稜となっています。
そんな岩場で棚澤さんが心配して「三点支持で」と口出しする一方、子どもたちは言われなくても自然と安全な体勢で登っていたのを見て、子どもが本来持っている力に気づき、親が先回りするのをやめたことで親子関係が良くなっていったと話されていました。

本の中では、棚澤さんのソロ登山のエピソードも綴られています。かなり体力のない棚澤さんですが登山を続けられたのは、一人の登山に目覚めたっていうのが結構大きかったとか。
一人で縦走した際、自分が歩いてきた道のりが目に見える形で後ろに続いている光景を見て、「どんなに不安でも、自分の後ろには道ができる」という事実を実感。他人の評価に左右されない、確かな自己肯定感を得られたことが、登山を続ける大きな理由になっているとお話してくださいました。

親子登山の事はもちろん、子育て、日常の不安へも立ち向かう勇気をくれる一冊になっています。

詳しくは下記の音声配信をお聞ききください。

『生きる力を見つけた親子登山』(彩流社)

棚澤明子さんの著書「生きる力を見つけた親子登山」
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10134477.html

棚澤明子さんの著書「生きる力を見つけた親子登山」Instagram

https://www.instagram.com/oyakotozan

棚澤明子さんのHP
https://www.akikotanazawa.com/

★お知らせ★

9月25日は、2015年に国連サミットで加盟国の全会一致で採択された持続可能でよりよい世界を目指す国際目標 SDGs(Sustainable Development Goals)が採択された日です。世界では、この日を含む1週間は、SDGs週間(GLOBAL GOALS WEEK)」として、様々なイベントが開催されます。

FMヨコハマでは、9月の一か月間、SDGsをテーマにした「おもいやりマンスリーキャンペーン」を展開!リスナーの皆様からメッセージを募集します。

皆さんが日頃から心がけている「地球に優しい」「人に優しい」行動や、
日々参加しているボランティアや環境活動について。
さらには、あなた身の回りで実践している人のお話など、どんなことでも結構です。エピソードは、FMヨコハマ公式サイトのプレゼント応募サイトへお送りください。皆さんからのメッセージは、9月22日月曜日から9月25日木曜日の「Keep Green & Blue」の中で紹介させて頂きます。

メッセージが紹介された方には「おもいやりマンスリーキャンペーンステッカー」と「FMヨコハマオリジナルサーモスタンブラー」をプレゼント!
詳しくはFMヨコハマ公式サイトのプレゼント応募サイトをチェック!
締め切りは9月21日まで。メッセージをお待ちしています。



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