
今週は、「こどもがつくる食堂」に注目!
お話を伺うのは、「NPO法人 Connection of the Children」代表の加藤功甫さんです!
今回は、加藤さんたちが管理されている野毛の多文化交流施設「CASACO」にお邪魔して、収録してきました。
加藤さんが代表を務める「NPO法人 Connection of the Children」は、2010年設立。一番最初は自転車でユーラシア大陸を横断からスタートし、特に子どもたちにフォーカスをして、子供たちが世界の広さとか挑戦の楽しさとかを知ってもらえるようなプロジェクトが行われてきました。「全ての子どもがやりたい事を見つけ、それに挑戦できる社会」と「国籍や文化、障がいに関わらず誰もが温かい気持ちで繋がれる社会」を目指して、野毛にある多文化交流施設「CASACO」を拠点に活動されています。
多文化交流施設「CASACO」は、2階が留学生のシェアハウスになっており、現在、7人名の海外から留学生が住んでいます。1階では、その留学生をはじめ様々な世界の方々と交流ができるコミュニティスペースとして、日常の中に世界が溶け込んでいるような拠点として地域の人々に利用されています。
中でも、年間150回ほど開催されている「世界の朝ごはん」では、世界各地の料理と出会えるイベントとして人気。加藤さん曰く、まずは胃袋から出会おうという事で、敷居を低く、みんなが楽しく参加できるような企画を実施されてきました。
そんな加藤さんたちが今年4月から始めたのが、「こどもがつくる食堂」。
子どもが主体的に料理などに挑戦する「こどもがつくる食堂」は子どもたちが食事を「受け取る側」ではなく、「つくる側」として主体的に関わるユニークな取り組みです。 献立作りから調理、会場設営、そして保護者であるお客さんから代金をもらうところまで、食堂運営の全てに挑戦できます。これにより、子どもたちは達成感や自信を得ることができます。
料理を作るところから挑戦できるだけに、子どもたちが包丁を使う際には、安全に配慮し「包丁テスト」が実施されています。テストに合格しないと包丁は使えず、年齢で一律に判断するのではなく、個々の習熟度に合わせて何度でも挑戦の機会を提供し、安全を確保しつつも、子どもたちの「やってみたい」という気持ちを尊重し、段階的に挑戦できる環境が整えられています。
子どもが作る食堂は、子どもたちだけではできません。様々な大人のボランティアによって支えられています。中でも、会場である 多文化交流施設「CASACO」に住む留学生も毎回手伝いに来てくれるそうで、子どもたちは食事作りを通して、自然な形で異文化に触れることができます。さらに、日本の家庭料理だけでなく、世界の料理にも挑戦することで、子どもたちの視野を広げ、多様な文化への理解を深める場となっているそうです。
「こどもがつくる食堂」は、これまで20回ほど実施されてきました。毎週月曜日の放課後と、月に二回土曜日のお昼時に開催されてきました。集まってくる子どもたちは小学生から中高生までの約10人。いただきますの時間には、さらに子どもたち、保護者も集まって約30人もの人たちが共に食卓を囲みます。
料理や会場設営から手伝ってくれた子どもたちの食事代は無料。大人や食事だけという子どもたちは一人500円となっています。
次回の開催は、7月26日土曜日、午前11時半からのランチの会となっています。参加するには事前の予約をお勧めします。
また、大人のボランティアも募集されています。
詳しくは、「NPO法人 Connection of the Children」のHPをご覧ください。
NPO法人 Connection of the Children
https://www.coc-i.org/
こどもがつくる食堂
NPO法人 Connection of the Children Facebook
https://www.facebook.com/coccoccoc
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