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海の環境を守る素材「カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®」に注目! 株式会社カネカ Global Open Innovation企画部主任 宅佑奈さん②

今週は、海の環境を守る素材「カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®」に注目!
スタジオにお迎えしたのは、「株式会社カネカ」Global Open Innovation 企画部 主任 宅 佑奈さんです!

画像提供:カネカ

「株式会社 カネカ」は、塩化ビニル樹脂「カネビニール®」や国立競技場に設置されているシースルー太陽電池などを手掛ける総合化学メーカー。
化成品から機能性樹脂、発泡樹脂、さらに食品や、医療機器、エレクトロニクス、電子部材まで、幅広い事業をグローバルに展開されています。

そんなカネカが手がけているのが、今、世界中から注目されている「カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®」。植物油などのバイオマスを原料とし、微生物によって生産されるポリマー。 普通のプラスチックは、土や海など自然の中に出てしまうと永久に残ってしまいますが、「カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®」は、微生物が食べて分解してくれる生分解性のある素材です。そして、「カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®」の特徴は土の中だけじゃなくて、海の中でも生分解するという点です。

画像提供:カネカ

「カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®」は、微生物の力を使って作られていますが、実験室レベルでポリマーが作れても、工業的に大量に作れり、さらに、現在使われているプラスチックのような用途で使えるようにすることがとても難しく、また、土や海で水と二酸化炭素に完全に分解されるためには他の素材を混ぜずに、これまでの物に置き換われるようにするという事が大切になります。

画像提供:カネカ_微生物体内


「カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®」が分解されるには、自然界にいる微生物の力が必要となりますが、海の中、それも深海のような冷たい海の中で分解するのがとても難しいとされてきました。そこで、東京大学大学院 農学生命科学研究科の岩田忠久教授たちとの研究の結果、深海でも「カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®」を分解されることがわかり、さらに世界中の深海にも広く微生物がいることも発見できたという事でした。

カネカが約30年をかけて研究開発してきた「カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®」について、詳しくは下記の音声配信をチェックしてみてください。

株式会社カネカ
https://www.kaneka.co.jp/
カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®
https://www.kaneka.co.jp/solutions/phbh/index.html


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