
今週は、海と私たちの未来に注目!
スタジオには、この方をお迎えしました。
「サラヤ株式会社」取締役で、「一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブ」代表理事の代島裕世さんです!!
代島さんが代表理事を務める「一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブ」は、様々な「海」に関する問題を、世界中の産官学とのパートナーシップにより、持続性・実効性ある「海の保全と繁栄」を両立した社会課題解決を目指し、2022年12月に発足した企業連合による活動プラットフォームです。すでに80もの団体が加盟しています。
また、4月13日に開幕する「2025大阪・関西万博」では「NPO法人ZERI JAPAN」が出展する企業パビリオン「BLUE OCEAN DOME」の運営にも深く関わっていらっしゃいます。
今夜は、代島さんがライフワークとされている「ボルネオ環境保全プロジェクト」のお話から!
代島さんが取締役を務めていらっしゃる「サラヤ株式会社」を代表する商品といえば、今ではコンビニエンスストアの店頭にも並ぶ、環境にやさしい植物原料を用いた植物系洗剤の先駆けとして誕生した主力ブランド「ヤシノミ洗剤」があります。その「サラヤ株式会社」では、2004年から植物原料を使用する企業として、原料生産地 マレーシア・ボルネオ島の環境保全に取り組んでいます。代島さんも2004年からボルネオに通い、「ボルネオ保全トラスト・ジャパン」と共に、オラウータンやゾウたちが暮らす環境を守るために、アブラヤシ農園によって失われた熱帯雨林だった土地を買い戻し、分断された森をつなぐ「緑の回廊」を回復させる計画「グリーン・コリドー・プラン」を実施しています。近年は、さらに共に生きる環境づくりを目指し、アブラヤシ農園の中をゾウやオラウータンが通る道を積極的に作り、餌となる果樹などを植える計画も進められているそうです。
昨年は、生物学者の福岡伸一教授と中高生たちと共にボルネオを訪れ、「いのちをつなぐ学校」にも同行。その様子は「いのちをつなぐ学校 by SARAYA」でも「ボルネオ学習ツアー」としてリポートされています。
また、ボルネオでの活動から、海洋プラスチックごみの問題に迫る活動として、九州は福岡の対馬でのエコツーリズムについてのお話にも。対馬はその位置から、黒潮に乗ってくるアジアからの海洋プラスチックごみが大量に打ち寄せています。その海岸の様子は、一度は見に行って欲しいとお話されていましたが、現地で行われている漁師によるスタディツアーや住人よりも数が多いという鹿によって下草が食べられ、土がむき出しになってしまう事で土砂が流出。その影響は海での養殖へも広がっているため、山で起こっている社会課題の解決に漁師も共に活動している様子についてもご紹介いただきました。対馬での環境保全については、代島さんが代表理事を務めている「一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブ」でも、「対馬未来会議」を開催し、対馬市と地元の純民、そして企業が共に課題解決のモデルづくりをされています。海洋問題の世界の縮図と言われる対馬から世界へ。代島さんの活動からは今後も目が離せません!
今週お話いただいてきた、4月13日から開幕する「2025大阪・関西万博」でのパビリオン「BLUE OCEAN DOME」にもぜひ足を運んでみてくださいね。
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