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海と私たちの未来に注目! 一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブ 代表理事 代島裕世さん③

今週は、海と私たちの未来に注目!
スタジオには、この方をお迎えしました。
「サラヤ株式会社」取締役で、「一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブ」代表理事の代島裕世さんです!!


代島さんが代表理事を務める「一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブ」は、様々な「海」に関する問題を、世界中の産官学とのパートナーシップにより、持続性・実効性ある「海の保全と繁栄」を両立した社会課題解決を目指し、2022年12月に発足した80もの団体が加盟してい企業連合活動プラットフォームです。
また、4月13日に開幕する「2025大阪・関西万博」では「NPO法人ZERI JAPAN」が出展する企業パビリオン「BLUE OCEAN DOME」の運営にも深く関わっていらっしゃいます。

今夜は、昨日代島さんが残した言葉「私たちは海からやってきた」。その言葉からスタートしました。
長年「サラヤ株式会社」が大切にしている「ボルネオ環境保全プロジェクト」を中心に活動されてきた代島さん。2022年12月から、「一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブ」として海の環境についての活動も始め、改めて生物学に想いをめぐらす時間が増えたんだそうです。そこで最近、会う人たちに伝えているのが「私たちの腕は魚の胸鰭です」と。近年、高校の生物でも正しい進化論して学んでいるそうですが、地球の46億年の歴史を紐解くと、改めて私たち人間と海との繋がりについて深く考えることが増えたんだそうです。

代島さんは、この人間と海の繋がりについて分かれば分かるほど、長い間 振り返らずに申し訳なかったという気持ちになるとお話してくださいました。
現在、地球温暖化による悪影響を防止することを目的として国際的な条約「気候変動枠組条約」は、1992年のブラジル・リオデジャネイロでの国連環境開発会議(地球サミット)採択され、1994年に発効されました。そして、生物の多様性を保全し、持続可能な利用を目的とした国際条約「生物多様性条約」も1992年のブラジルでので採択され、翌年発効されています。あれから30年。
代島さんは、あの時、海の環境保全についても話し合われていた、大きく変わっていたのではないかと、焦りすら感じているとお話されていました。
30年前、気候変動と生物多様性について世界的に話し合いがされ、最近は生物多様性の概念の方が上位概念じゃないかっていう考え方がだいぶ主流になってきました。では、生物多様性が上位概念になるという事は、その生物がどこから来たのかと思いを巡らすと「海」だと。その「海」の環境について、気候変動と合わせて国際的な話し合いの場が開かれたのが、2018年のパリ。さらに、2019年には日本で開催されたG20大阪サミットが開催され、世界の主要国が全員ブルーオーシャンビジョンに署名して、2050年までに海洋への汚染をゼロにしようと、当時のトランプアメリカ大統領やロシアのプーチン大統領、習近平中国国家主席がサインをしています。しかし、その後コロナ過を経て、ハワイ沖にある海洋プラスチックごみはフランス国土の3倍にも達していると言われています。これを回収しようと世界のNPOなどが活動していますが、一つの団体ではどうにならず、国、企業が共に活動していく事が必要です。その共通の海洋環境保全について、世界に向けて情報発信ができるチャンスなのが、「2025大阪・関西万博」だとも、代島さんはお話されています。

「私たちは海からやってきた」詳しくは下記の音声配信をチェック!

一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブ

一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブ

https://blueocean-initiative.or.jp/

「2025大阪・関西万博~BLUE OCEAN DOME」

https://zeri.jp/expo2025/



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