
今週は、海と私たちの未来に注目!
スタジオには、この方をお迎えしました。
「サラヤ株式会社」取締役で、「一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブ」代表理事の代島裕世さんです!!
代島さんが代表理事を務める「一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブ」は、様々な「海」に関する問題を、世界中の産官学とのパートナーシップにより、持続性・実効性ある「海の保全と繁栄」を両立した社会課題解決を目指し、2022年12月に発足した企業連合による活動プラットフォームです。すでに80もの団体が加盟しています。
また、4月13日に開幕する「2025大阪・関西万博」では「NPO法人ZERI JAPAN」が出展する企業パビリオン「BLUE OCEAN DOME」の運営にも深く関わっていらっしゃいます。
今夜はその「BLUE OCEAN DOME」について伺いました。
今回の会場は、海に囲まれているということで、「海の万博」もあります。そこで、「BLUE OCEAN DOME」からは、大きな海洋の課題解決に、日本の企業や世界の団体が一致団結して活動する姿をまじかで感じられる展示が用意されています。
ドームの建築プロデューサーは、紙管、コンテナなどを利用した建築や災害支援活動で知られ、2014年には建築分野の国際的な賞であるプリツカー賞を受賞している坂 茂さん。今回会場となっている大阪の夢洲(ゆめしま)は、ごみや浚渫土砂による人工島です。基本的には埋め立て地のため、高層建築とか重量建築物を作ろうとすると、その地盤の基礎を作るために岩盤があるかなり深い所まで鉄骨を打ち込まないいけないのですが、万博は4月に開幕して10月には閉幕する約半年間のイベントです。万博が終了すると、ほとんどのパビリオンは撤去されます。そこで、その6ヶ月の間だけとなる仮設のパビリオンを軽量で大きな構造物するために、坂さんが考えたのが、3つのドーム。入り口となるAドームは、竹の集成材を格子状に組んで、ドーム状にしています。また、真ん中のBドームは、直径約50mの巨大ドーム。軽量で強くするため、飛行機やF1のボディに使われてるカーボンファイバー強化プラスチックで組まれいます。さらにCドームは、坂さんの建築でも使われている紙管を使った建築物となっています。
パビリオンを訪れる人々を出迎えるのは、超はっ水塗料をほどこし、地球を躍動させる水の循環を感じることができる巨大立体アートピース。「前例のないものづくり」の可能性に、具体的なメカニズムを実装するエンジニアの集団「nomena」が手がけています。
続く、巨大なBドームには、球体オペラとも称される高さ2、3階建ての高さがある球体の高精細LEDが待っています。そこには、いのちの誕生から現在の海の現状までのスートリーが圧倒的なスケールで映し出されます。映像制作には、東京、仙台、サンフランシスコを拠点に“ビジュアルデザイン――視覚的なモノ・コトはすべてデザインの対象である”というコンセプトのもと、科学や感性など総体的な知見を統合し、映像の新しい可能性を追求し続けているビジュアルスタジオ「WOW」が携わっています。
そして、最後のドームでは、「BLUE OCEAN STUDIO」が作られ「海」について様々な活動をしている人たちによる講演が聞けるステージが用意され、世界へと発信されます。
「2025大阪・関西万博」のスタートまで、約1か月。現在「BLUE OCEAN DOME」についてはHPからも少し垣間見ることができます。下記の音声配信と共にぜひ覗いてみてください。
明日は、「私たちは海からやってきた・・!?」。について伺います!! お楽しみに!
一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブ
https://blueocean-initiative.or.jp/
「2025大阪・関西万博~BLUE OCEAN DOME」
https://zeri.jp/expo2025/
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