
今週は、私たちの暮らしと水環境に注目!
スタジオにお迎えしたのは、「水圏環境リテラシー」の第一人者、東京海洋大学 海洋生命科学部 海洋政策文化学科教授で、「海街コミュニティ・スクール」の代表でもいらっしゃる佐々木剛さんです!
佐々木教授は、岩手県立宮古水産高等学校での高校教諭時代、水産生物を担当し、生徒たちの学習効果を高めるために岩手県の閉伊川(へいがわ)での魚類フィールド調査し、今までいないとされたワカサギを発見。ワカサギの生態学研究を生徒と一緒に取り組んでこられました。
2006年4月に、東京海洋大学へ移り、アメリカから発信されていた「オーシャンリテラシー」に触れ、さらに日本独自の海との特別な関わり合いを含めた「水圏環境リテラシー」の研究を始め、文科省現代GP「水圏環境リテラシー教育推進プログラム」を担当、水圏リーダーの育成を行っていらっしゃいます。
今夜は、佐々木教授が尽力されている「水圏環境教育推進リーダー」養成について伺いました。
2007年から10年間、東京海洋大学では、必修科目である「水圏環境リテラシー学」「水圏環境コミュニケーション学」「水圏環境コミュニケーション学実習」を取得した学生が、「水圏環境教育推進リーダー」として活躍しています。
「水圏環境教育推進リーダー」となるための実習の場としては、東京海洋大学品川キャンパスの周辺にある「港南小学校」や「港南中学校」、児童館の「港南こども中高生プラザ」などで、海の科学を学ぼうと、大学生が作った教具を基に、子供たちに海の科学を学ぶ環境を提供されています。また、魚釣りをする環境が減っている子どもたちとの水辺の学びの環境として、港区にある運河「高浜運河」や芝浦アイランドにある人工干潟を活用されているとのこと。
これまで東京海洋大学が育成してきた「水圏環境教育推進リーダー」は、約4000人。様々な場で水圏環境リテラシーを普及する活動をされていますが、大学以外でも水圏リーダーの育成の場として全国各地で「海街コミュニティ・スクール」が実施されています。
そちらについて詳しくはまた明日伺っていきます! お楽しみに。
東京海洋大学 海街コミュニティ・スクール
https://oceantown.jp/
【公式】東京海洋大学海街コミュニティ・スクール SNS X
@oceantownjp
https://x.com/oceantownjp
東京海洋大学 「海街コミュニティ・スクール」では、
3月1日土曜日に、都市部での水辺環境についての探求の場
が開催されます。
高浜運河から始める 東京・港区型ブルーカーボン実証実験Vol.3
テーマは、「珪藻ってどんな生き物?港区でもできるブルーカーボンの可能性を探る」
会場:東京海洋大学前 品川キャンパス 白鷹館。
参加費:無料
詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
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